2017年03月10日

ネガティブな感情は悪者なのか?

「ポジティブであることが良い」とどうもされている風潮がありますが、最近しみじみと「ネガティブな感情ってすごく大事だよな」と思っております。

自分で自分自身を上機嫌にすることに、関わりが強いと思うからです。

 

恐怖と防衛

私は小さい頃から、「怒られること」に大変な恐怖がありました。

覚えているかいないかの小さい頃に、親から「躾」を受けたのが原因だったようです。

恐怖から逃れるために、人は様々な方法で自分を防衛しようとします。

私にとっては「世間的に正しいと言われていることをする」ことが防衛でした。

「良い子でいるから、私を責めないで下さい、後生だから」というスタンスです。

 

冒頭の「ポジティブである」も、その一つ。

嫌なことがあったり、自分の尊厳が傷つけられたりしたとき、ネガティブな感情が湧いてきます。

それは、自分を大切に思うからこそ、湧いてくるものです。

私の場合は「”良い子”であるためには”ポジティブであるべきである”」という防衛が働いていたために、嫌な気持ちになった感情を心の中できちんと噛み砕く前に、「相手の言い分」と「自分の悪かった所」をいつも考えていました。

知らずのうちに、自分を責める方向へ矢印を向け続けていたのです。

 

他人への”責め心”を持たないために、自分を責めない

 

勿論、同じことを繰り返さないために「相手の言い分」と「自分の悪かった所」を考えることは大切なことです。”正しい”ことです。

でもその前提として大切なことは、「自分自身の感情を、自分自身が大切にできていること」だと思っています。

大切にできていない状態で、自分の心を欺き続けると、私の場合は「なんであの人はできないんだろう…」とか「ネガティブであることは悪だ!」という”他人への責め心”と形を変えて現れてきました。

そんなことを考える自分に自己嫌悪し、さらにそこに蓋をするなんてことをしていたので、イライラは増幅するばかりでした。

「私はこんなに我慢しているのに」。無意識ではありますが、自分が押し込めている感情を開放している(ように見える)他人を見て、ものすごい羨ましさを感じていたのだろうと思います。

 

「怒られても大丈夫」と思えるようになったことで、他にも「”良い子”でいるために必要だった縛り」を解いていきたいと思っています。

自分で自分を上機嫌にできると、他人への責め心を持つことがなくなります。

そこまでいって初めて、「ポジティブである」ことを、言葉の通り自分に受け入れていけるような気がします。

 

心が動くから、ネガティブな言葉が出る

支援先でも、「どうしてこんなことしなくちゃならないんだ」「勝手に移動されてわからなくなってしまった」など、ネガティブな感情が出てくることがあります。

言葉尻は強いですが、その中には「きちんと説明してほしい」「一言言ってほしかった」という願いや「自分がないがしろにされているようで悲しい」という想いが隠れています。

ネガティブな感情を出せるのは、その場所が安心な場所だからこそ。素晴らしいことです。辛さを吐き出して聞いてもらうことだけでも、イライラは昇華されていきます。

吐き出した思いを、一旦きちんと受け止めてもらえる場所。会社がそういう場になっていけるように、支援はそのトレーニングの場でありたいと、お手伝いしながら思っております。

 

「ものの整理は心の整理、感謝を込めて後始末」。

(一社)倫理法人会の行動規範、7Actsの中の好きな一節です。

会社の中のものの整理は、関わっている方々の心の交通整理。

そうじを通じた”良い社風”の具現化に、今後も取り組んでいきます。

 

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