第147号「そうじの力だより」

支援事例紹介そうじをすれば、必ず経営は良くなる!~生駒学税理士事務所 そうじの力プロジェクト体験発表&現場見学会~九月七日、香川県高松市の生駒学税理士事務所にて、「そうじの力プロジェクト体験発表&現場見学会」が開催されました。外部の方をお招きして、環境整備の取り組みについて発表し、その成果について実際の現場を見ていただくものです。このイベントの目的は二つあります。まず、参加していただいた方々にもぜひ環境整備に取り組んでもらいたいという普及の側面。そしてもうひとつは、生駒学税理士事務所自身が、このイベントに向けて頑張って取り組む動機となるという側面です。生駒学所長が言うところの「ピアノもバレエも、発表会があるから頑張って練習する」というやつです。当日は、十二名の参加者を得て、生駒所長とプロジェクトリーダーの奥田さんのプレゼンテーション、事務所と書庫、トイレ、駐車場の見学、そして私の講演と参加者全員による座談会というメニューで、熱気あふれるイベントとなりました。私は五年前から同所の環境整備のお手伝いをしています。振り返ると、あの頃と比べると人の表情も環境もずいぶんと変わりました。以下、生駒所長の発表の要約です。〈松下幸之助や稲盛和夫をはじめ、多くの成功した経営者がそうじの大切さを説いています。だから、良い会社にするためにはそうじをする必要があると考えました。でも、小早さんに会ってから二年間逡巡していました。お金もかかるし・・・・・(笑)。〉〈正直なところ、私はそうじが嫌いです。ウチの社員も嫌いだと思います。でも、キレイになるのは嬉しい。それに、会社を良くするためにやることですから、私はビジネスと割り切っています。〉〈当初は、とにかくモノを大量に捨てました。小早さんに「捨てろ」と圧力をかけられて(笑)。「小早さんの言うことは、納得がいかないことでも、とにかく受け入れよう」と決めていました。いわゆる「守・破・離」です。〉〈二年目くらいから、そうじの力プロジェクトメンバーを中心に、社員の意識が明らかに変わってきました。〉〈今日ご参加のみなさんの会社でも、ぜひそうじに取り組んでください。今は確信しています。そうじをすれば必ず会社は良くなります。〉事務所と書庫、トイレと駐車場の見学では、参加者のみなさんは、整った環境にしきりに感心していました。ある参加者が、「そうじを一生懸命することで、何かご褒美があるのか?」という質問を社員にしていましたが、案内役の社員は「いえ、そういうものは一切ありません」と答えていました(笑)。社員さんがトイレそうじの実演をしてくれたのですが、素手でトイレを磨くその姿を見た参加者が、「いやぁ、素手でやるとはねぇ…」とため息をついていました。「慣れればどうということはないですよ」と平然と答える社員。座談会では、参加者の方々からたくさんの突っ込んだ質問が投げられました。社員は本音ではどう思っているのか?という質問に対して、社員さんたちは、以下のように答えてくれました。「確かに、本音ではやりたくない、面倒くさいという気持ちはある。でも、やれば作業効率は上がるし、キレイになれば嬉しい。」「以前の事務所は書類が山積みだった。みんなで一緒にやると、勢いが出てくる。そうじをしてキレイになり、事務所が明るくなった。一度キレイにすると、モノを増やしたくないという気持ちになる。確かにサボる人はサボるが、やる人はやっている。」ご覧いただいたように、所長も社員も、決して模範解答ではありません(笑)。でも、本音とはそういうものだと思いますし、本音が言えるって、実は素晴らしいことだと思います。ビジネスと割り切るのは、おおいに結構(笑)。これからも、同所が、そうじを通じて業績をどんどん向上させていってほしいと思います。(小早)良い社風具現化プロデューサー飯塚輝明のグンマの魅力度向上委員会群馬県の魅力を微力ながら発信するぜ!すでに日本一! 毎年、わが群馬県民を嘆かせる「魅力度四七都道府県ランキング」というイベントごとがあります。魅力度上位は、安定の北海道・京都・東京・沖縄です。その裏で毎年、栃木・群馬・茨城の北関東三県が激しい最下位争いを演じることが話題になります。 中途半端な中位よりも毎年最下位争いの方が話題になるのだからおいしいとも言えますが・・・。空前絶後の超絶孤高のグンマー人!グンマを愛し グンマに愛された男!輝明(トゥインクルシャイン)飯塚としては、毎年釈然としないのです。 私が知っているグンマの魅力をもってしても最下位争いということは、この日本という国は、とんでもなく魅力的な国です。 そんなわけで、この紙面を使い、微力ではありますが、群馬の魅力度向上に一役買おうと発信することにしました。 ただし、私、グンマのこととなると熱くなって我を忘れます。少々の口の悪さ、内容の支離滅裂さは大目に見てくださいね! あとですね、そもそも人と比較することで幸せになれる要素はゼロですから、ランキングにこだわった瞬間に不幸への道まっしぐらです。自分で言っておいてなんですが、グンマのランキングが上がることは全然意図してません。日本中の人が「おらが町が一番だぜ!」と言えればそれがいいですよね。それが幸せです。 ということで、わがグンマはすでに魅力度日本一です。 私が一番最初に紹介したいのは、山ですかね。広大な関東平野と美しい山々の絶妙なバランスの取れた雄大なパノラマ風景は圧巻です。関東平野からならどこからでも見える富士山は、グンマからだと見えません。そのかわりに赤城山、武尊山、子持山、谷川岳、草津白根山、榛名山、浅間山、妙義山、遠くに八ヶ岳、荒船山、秩父連山と三方に連なるキャラの立った山々の景色は息をのみます。 他との比較はいかん!と言いながら比較すると、日本一広い関東平野の景色は緩慢で、富士山がなければ退屈です。ところが、グンマでだけは、エッジの利いたダイナミックな風景が堪能できます。 私はまず、ドライブで景色を味わってみることをお勧めします。必見は国道十七号線の赤城山の麓付近ですね。関東平野を見下ろしながら三方の山が眼前に迫ります。見とれて事故にあわないように気をつけましょうね。そこから草津温泉や伊香保温泉と山深くにドライブをすれば、さらにディープでビューティフルなグンマを堪能できるでしょう。ん~日本一!(飯塚)「そうじの力」コラム規律は誰のため?~誰よりも自分のために身を律する~ 時間を守る、約束を守る、ルールを守る、姿勢を良くする、身だしなみを整える、身の回りを整理・整頓する、報連相をこまめに行う・・・・・。 こうした、仕事や日常生活における「規律を守る」「秩序を守る」という営み。 推進する側は、その必要性を認識しているわけですが、一方の受け止める側は、往々にして、「面倒くさい」「堅苦しい」「うるさい」と思いがちです。 世の中には聖人君子は滅多にいません。私も、かなりの面倒くさがり屋なので、気持ちはよく分かります。堅いよりは緩い方が楽です。 ただ、あらためて、こうした規律や秩序はいったい何のためにあるのか、もっと言えば、誰のためにやっているのか、を考えてみました。 一般的には、「他人に迷惑をかけないように」という認識でしょう。でも私は、ある出来事から、それはちょっと違うかもしれない、と考えるようになりました。 私は数年前から、左膝の裏に鈍い痛みを感じるようになりました。大した痛みではないので、放っておいたのですが、だんだんひどくなるので、思い切って整形外科で診てもらいました。レントゲンを含めていろいろ検査しましたが、医師の所見は「異常なし」。 その後、またしばらく放っておいたのですが、あるきっかけで近所の接骨院で診てもらったのです。するとその先生いわく、「姿勢が悪いのが原因だ」と。猫背でガニ股で歩くことにより膝が引っ張られ、膝そのものには何も問題がないにも関わらず、膝が痛くなるのだと。 そこで、その先生の指導に従って、その後、良い姿勢で生活するよう心がけました。立つ時、歩く時、座る時に腰骨を立てるようしました。ガニ股でなく真っ直ぐ前に足を出して歩くようにしました。そうして半年ほど過ぎると、いつの間にか膝の痛みはすっかりなくなっていました。 私は子供の頃から父母に「姿勢が悪い」と言われていたのですが、よもやこんな影響が出るとは、思いもよりませんでした。 つまり、「姿勢を良くする」というのは、一般的には「周囲の人々に不快感を与えないようにお行儀良くする」ことだと捉えられがちです。しかし、私が学んだのは、誰よりも、自分自身のために、姿勢を良くする必要があるのだ、ということです。 規律や秩序と呼ばれるものは、おそらく、おおむねこういうことなのでしょう。「やれば自分が得をする」。 ウチの小学生の息子は、モノを散らかし放題に散らかしっぱなしです。そして、頻繁に「○○がない!」と大騒ぎしています。自業自得なので放っておいていますが、それに気づくのは、果たして何年後になるのでしょうか・・・・・(笑)(小早)良い社風具現化プロデューサー森川剛存のヨシノブは見た!「コミュニケーション」と「チームワーク」 弊社は、企業における整理・整頓・清掃の活動を支援しています。でも、決してキレイにするのが目的ではなく、そうじという手段を通じて、企業内のコミュニケーションやチームワークを育んでいくのが目的です。 で、そうじには、本当にそんな力があるのか?私が同行した支援先でのようすをご紹介したいと思います。 一件目は埼玉県八潮市の(株)右川ゴム製造所です。昨年は工場内の整理整頓を中心に活動を進めましたが、今年は厚生施設の整備にも取り組んでいます。 食堂兼会議室の床面。委員会メンバーと社長が一緒になって、緑色の床の上から明るい色のシートを張っていきます。 「あっ曲がった」「そっちを押さえて」などと楽しくお喋りしながら、あっという間の二時間ほどで作業は終了。 『社員に少しでも良い環境の中で過ごしてもらいたい』という社長の思いを実現するために、全員で同じ作業に汗を流す様子を間近で見て、まさに社長と社員間の風通しが良くなっていっているのを感じました。      この後もテレビを設置したり、テーブルに明るいクロスを掛けたりと更に居心地の良い空間へと進化しています。 二件目は、東京阿佐ヶ谷の(株)大悦工務店です。社長・専務兄弟と、社長の奥様、社員二名という総勢五名のアットホームな工務店ですが、長年溜まった道具や材料を少しずつ整理しています。 当初はコミュニケーションが上手く取れずに兄弟で口論になったこともあったようですが、一緒にそうじをする中で、段々とお互いの気持ちが理解できるようになってきたといいます。 現在はLINEで連絡を密にし、カレンダーを共有化することで、さらにコミュニケーションが良くなっているようです。 社長の「楽しく働ける会社にする」、専務の「若い人を育てられる会社にする」という、それぞれの想いを実現するためのツールが、そうじなのですね。(森川)今月の読書から『君の膵臓をたべたい』住野よる著~自己を貫く生き方と社会的な生き方~ なんとなく、書店などに掲げられた本書の看板が気にはなっていたのですが、出張時の暇つぶしに、買って読んでみました。 読んでいる間は、恋愛小説かな、という感じがしていましたが、読み終わってみると、恋愛小説というよりも人間小説と表現した方が良さそうです。 ネタバレになるので、ストーリーは書きませんが、この本をきっかけにして感じたことを書きます。 人間には大別して、「自分を中心にして生きる生き方」と「他人を中心にして生きる生き方」があるようです。ここで言っているのは、前者が「利己主義=わがまま」、後者が「利他主義=道徳的」ということではありません。 自分の軸を持ち、自分なりの考えを持ち、自分の道を進んでいく生き方。その際、周囲がどう思うかとか、周囲に与える影響は考えない。周囲の状況にも流されず、自分の道を貫く生き方。 いっぽう、行動する際に、他人がどう考えるか、ということが一番大切な判断基準になる生き方。他人の喜びが自分の喜び。他人の悲しみが自分の悲しみ。他人の動きに流され、自分を主張しない生き方。 前者は、自己を貫く強さがありますが、他者への配慮に欠ける面があります。いっぽうの後者は、他人受けは良いものの、自分の軸がないという面があります。 どちらが良い、悪いではありません。どちらも長所と短所があります。また、多くの人は、完全にどちらかのタイプに類別されるというよりも、両方の要素を持ちつつ、どちらかといえば前者タイプ、あるいは後者タイプというふうになるのでしょう。 たとえば、誰も見ていないところで、一人で黙々とそうじを続けられる人は、前者と言えるでしょう。ただ、そんなふうに強い人はそう多くないので、会社でそうじに取り組む際には、後者の人たちのことを考慮し、みんなで楽しく盛り上がる策を考えることが賢明でしょう。 果たして作者が、こんなことを考えてこの小説を書いていたのかどうか分かりませんが、私にとっては、意外な学びを得ることが出来ました。 さて、この本の帯には「読後、きっとこのタイトルに涙する」と書かれています。そして、見事にやられてしまいました。涙しました。号泣です。読んだのが新幹線の中で良かったです。他人にまともに顔を見られる状況だったら、かなり不審に思われたことでしょう(笑)。 それから、やっぱりタイトルって大事だな、と思います。あまりこの手の小説を読まない私にとっては、この奇妙なタイトルだからこそ、手に取ったという面があります。 ビジネスの世界において、商品名やサービス名、社名は大切ですね。(小早)お知らせ◆「組織力UP」セミナー日程  ・10月5日(木)15:00~16:30 群馬県  ビエント高崎 講師:小早祥一郎 ・11月9日(木)15:00~16:30 東京都  会場未定 講師:小早祥一郎◆公式Youtubeチャンネル 開設しました!         「株式会社そうじの力」で検索!◆読者プレゼント! 「そうじの力」オリジナルTシャツ。抽選で5名様に差し上げます。株式会社そうじの力社風改革の支援弊社は環境整備(5S=整理、整頓、清掃、清潔、しつけ)を通じた「良い社風づくり」を支援します。講義、現場巡回、チームミーティング、体験実習、計画作りを通じて、社長と社員の意識改革を図り、健全な企業風土作りをお手伝いします。支援期間は1年から。毎月2回訪問を原則としますが、状況とご要望に応じて、プログラムをオーダーメイドします。また各種団体向けの講演のご依頼も受け付けております。(全国対応)お気軽にお問い合せください。