「社員の自主性が育ってきた!」
石見交通(株) 小河英樹社長

お客様の声

石見交通(株)は、島根県益田市のバス運行会社です。
グループ会社として、石見観光や石見ガスセンターなど7社を展開しています。

代表取締役の小河英樹社長にお話を伺いました。

Q.「そうじの力」の手ごたえはいかがでしょうか?

私自身が非常に変わったと感じています。

21世紀は「心の時代」と言われます。形に中々言いにくいもの・捉えにくいもの、例えばやる気とか、心持ちであるとかが、わかってきたような気がしています。

「そうじの力」に取り組んで一番ありがたかったのは、会社が今後も10年、15年ちゃんとやっていけるんじゃないかと思ったことなんですね。

活動は自分が一番中心になってやっているつもりです。そして、あまり現場が自主的に取り組んでいることに、口出ししないようにしています。

 

Q.社内が変わってきたなということはありますか?

「そうじの力」のメンバーを中心に、変わってきています。

例えば、委員長の澄川君の話を他部署でも聞くのです。彼自身が人より一生懸命やって、乗務員も含めて巻き込んでいる。それを見たみんなが「あ、これじゃあいけない」という形でやっている。

委員会は、会社の組織とはまた違う、部署やグループを横断した新しい組織です。

そこでの活動を通して、「我が社は将来的にも10年、15年先もやっていけるな」と感じたんです。

 

Q.活動を始めてから「車内事故」が減ったという話をお聞きしました。

バスの車内は、高齢者のお客様が多いので、転んだりされて骨折などの怪我をする「車内事故」というのが多いんですね。

これが、バスを自分たちでキレイにするという事を通じて、お客様の気持ちを考えて「ゆっくり止まる」とか、着席を確認してから発進するとかができるようになった

また、「構内事故」というのも結構ありました。これは、バスターミナル内での不注意で車体をこすったりする等の事故です。

気持ちの問題が関係していると思うのですが、構内をきれいにすることによって、こういった事故がめっきり少なくなったということです。 

「そうじの力」というのは、体を使うメンタルトレーニングじゃないかと思っています

体を動かしてキレイにすることを通じ、気持ちを高めて、明るく、楽しく、やっていく

目標設定値も含めて徐々にやっていき、決して無理強いはしないとか、メンタルトレーニングと非常に似ている部分があると感じています。

 

Q.皆さん今非常に楽しそうに活動をされていますが、当初からこのような雰囲気でしたか?

初めからこうではなかった気がします。

そうじには、「自分にもできるんだ」とか、達成と共に段々と楽しくなってくるという部分があります。

徐々に、自分が変わると同時に人も変わってくる「人もやってくれるんだ」とかに気づき、楽しくなってくる

みんなが徐々に巻き込まれていく、そういうのが楽しいのだと思います。

 

Q.若手の方が随分成長されたと伺っています。

若手を「そうじ」の委員会メンバーにしたのが、非常に良かったと思います。

業務とは別のことで、また私自身も加わったからこそ「あ、こういう力もあるんだな」と色々わかりました。

この活動の中心になっている人たちが、将来会社の中心だと考えています。人選も良かった。

途中メンバーが変わったりもしたのですが、それも重要かもしれません。

 

Q.益田市の給食事業を請け負うにあたり、市全体を「そうじ」の活動に巻き込んでいきたいという意気込みをお聞きしました。

このたび、益田市が給食センターを作りました。小中学生全体4,000食以上を毎日作るんです。ですので、大変信頼が必要な仕事です。そのガスを我が社が供給しています。

お子様が食べられる給食です。給食センターが日本一を目指すのであれば、やはり日本一を目指す供給元のガスでないといけないという風に感じています。

ですから、「そうじの力」を書類に出して、「こういう形で会社を経営しております」と、入札に加わっています。

 

Q.社員さんがのモチベーションが上がったと感じることはありますか?

いっぱいあります。私が気づかなかったことを自主的にやっているとか、そうじに限らず色んな事に出てきました

「そうじの力」のメンバーを通して、他のグループ会社のことに興味を持つとか、人を知るとかができています。

普段の仕事では、横に連携することがないのですが、そうじの活動を通じてその経験ができています。

「人にお願いをする力」というのも重要です。そのお願いの仕方も、活動を通じて学んでいるように思います。

 

Q.運転手さんも自発的な取り組みを始めているそうですね。

まずは、バスを真っ直ぐに揃えることから始めました。真っ直ぐに停めると、あと後ろを揃える、そういうことをやるようになりました。

あとは車内のそうじですね。ほうきや雑巾の置き場所とか、今は他の部署やグループの者が見て指摘するということもあります。

誰でも、「自分から何かをしたい」という気持ちは持っていると思うんです。

ただ、機会がないとか、一人だけやるのはちょっと気恥ずかしいだとかで、なかなか始める人は少ない。

「そうじ」を会社で取り組んでいますよという姿勢を表した時、積極的に参加しはじめてくれたように思います。

 

Q.小河社長が考える「そうじ」の「力」は何ですか?

心が強くなることです。

いざというときに勝負ができる、仕事ができるようになる。結果、会社が強くなり、経営が良くなるのです。

倒れる寸前まで頑張れるという事ではなく、自分の感情をコントロールができるということです。鍛えれば鍛えるほど、人間の心というものはコントロールできるようになります。

いいイメージで、毎日楽しくやっていくことができる。「あるもの」にフォーカスできるようになる。

一日にそれを考える機会を作ってもらえる、それが「そうじ」の「力」だと思います。

仕事だけじゃそれはわからなかったですね

 

Q.皆さんが楽しく取り組める秘訣はありますか?

今3ヶ月に一回ですが、小早先生が来られるのを楽しみにしていることじゃないでしょうか。

また、この研修の場を通して、グループ会社の皆が再会できる。また、自分で担当したものが良くなっていく

家庭内も多少変わってきているんじゃないかと。

自宅と会社は違うというのも、あるようでそうないんじゃないかと思います。人にもよりますが。私なんかは全く一緒ですから。

それから、ちょっとずつ続けることが重要だと思います。

 

Q.今までどのような活動内容が印象に残っていますか?

「整理」です。始めに、沢山の物を捨てていきました。小型トラックでね。これはなかなか衝撃的でした。

あれだけ整理されていた自動車学校のMランドでも、だいぶものを捨てたと聞いていました。「そうなんだ」と思いましてね。

そうしたら、やはり私らも捨てるものが沢山あった衝撃的で面白いですよね(笑)

最初に手を付けたのは書類です。あとは、使っていなかったのに大事にとっておいたものですね。

 

Q.小早の指導はいかがでしょうか?

そんなに厳しくは言われないです。そこが良いと思いますね。面白そうに言わないと、やっぱりね(笑)

自分の机とかがあんまり汚いと、言われる方もちょっと恥ずかしいとか、反発したりとかがあると思うんですよ。そういうことも、結構楽しく指摘くださる。

「楽しい」って、よくわからなかったんですが、今はわかります。本当にそう思ってやっておるんですよ。

例えば野球で、監督が自分を変えてでも楽しんで指導しようとしていらっしゃる。今はそうしないと勝てない時代です。最後は、技術的な面よりも心の問題の方が勝負を左右します。

以前私は「楽しんで物ができるわけがない」と思っていました。でも甲子園で一番なんかになるチームは、本当に楽しんでやっているんですよね。

「自分でもできるんだ」と、やれることが”自信”になります。「ダメだ」と言われると、中々力が出てこないんです。

まさしく小早先生の「そうじの力」もそうだと思っています。

 

Q.ありがとうございました!

導入事例

部署の枠を超えた協力の風土が出来てきた!
石見交通株式会社(島根県 路線バス運行業)

 島根県益田市に本拠をおき、県内の路線バスおよび県外への長距離バスを運行する石見交通(株)。営業拠点は七か所、四つのグループ会社を擁する、地元では大きな会社です。

 ここで、三年前から弊社がお手伝いしての「そうじの力」の取り組みが始まりました。

 手探りで始めた活動も、すっかり定着してきた感があります。

 同社の「そうじの力」の活動の特長は三つあります。

 

 一つ目は、部署の枠を超えた協力体制があるということ。

 たとえば、バスの点検・整備・修理を行う整備工場。当初は、部品や工具などが溢れかえり、オバケ屋敷といってもいいくらい乱れていました。

 まずは整理、つまり、必要なものと不要なものを仕分けし、不要なものを捨てなければいけません。

 この作業には人手が要ります。工場の整備員たちだけではなかなか進みません。 


事務員らも参加しての工場の整理


 そこで、「そうじの力」委員会の澄川委員長たちが、「自分たちも協力するよ」と声をかけ、別部署の人も全員がツナギを着ての作業となりました

 足の踏み場もないような状態だった部品庫は、どこにどの部品があるのかひと目で分かるような整えられた空間に大変身しました。

 
以前の部品庫                           現在の部品庫

 こうした協力体制は、いたるところに見られます。

 経理、労務、総務などの事務部門では、古い書類の整理に、一緒に取り組みました

 歴史のある会社だけに、昭和の時代の書類もたくさん積もっています。

 中身を確認し、不要な物を仕分けし、トラックを動員して、捨てる書類を運び出していきました。

処分する書類をトラックに積み込む

  当初はデスクの上に山積みだった書類もすっかり姿を消し、今では事務所内は「机上ゼロ」の美しい環境になっています。

 
以前の事務所                          現在の事務所

 

 二つ目の特長は、バスの乗務員たちが自発的にそうじに取り組んでいるということです。

 乗務員たちはシフトで動いているため、まとまった時間が取れず、委員会にも参加していません。

 しかし、全社を挙げてそうじに取り組んでいる姿は、彼らの目にも入っています。

 すると、こちらからは何も言わないのに、彼ら乗務員が自発的にバスをキレイにし出したのです。

 バスの座席を取り外して隠れた部分をそうじしたり、換気扇を取り外してそうじをしたり・・・・・。

バスの清掃に取り組む乗務員

 この取組を始めてから、バスの車内でお客様がころんで怪我をする事故が、めっきり減ったそうです。

 乗務員たちが、きちんと安全を確認し、丁寧な運転を心がけているからこそでしょう。

 

 三つ目の特長は、各部署が持ち回りで「そうじの力」の研修を行っていることです。

(株)そうじの力代表取締役 小早祥一郎による研修風景

 研修の会場を本社に固定せず、今月はA営業所、来月はB社というふうに会場を変えます。

 その際、委員会メンバーが現場を巡回し、「ここはもっとこうした方がいい」とか「ここは参考になるから、ウチも取り入れよう」という意見交換が行われるのです。

 「見る」「見られる」というのが、一番刺激になります

石見交通「そうじの力委員会」メンバー

 こうしたことから、同社では、それぞれの人たちが自発的に、かつ楽しく取り組むようになっています

 例えば、関連会社の石見ガスセンターでは、今、事務所の床磨きに取り組んでいます。

 長年の汚れが溜まり黒ずんだ床が、まっ白に磨かれていきます。

 社員さんたちが楽しそうに取り組んでいるのが伝わってきます。

白い部分が磨いた所

 同社の小河英樹社長は、「私自身が非常に変わった」「そうじはメンタルトレーニング」「会社が十~十五年ちゃんとやっていける態勢ができた」とおっしゃっています

石見交通(株) 小河英樹社長

 

※もっと詳しくお聞きになりたい方は、当社セミナーにぜひお越しください!

動画

・石見交通(株) 小河英樹社長