2017年02月14日
「もう捨てる物はない」は本当?!|共生印刷
本日は、兵庫県尼崎市の共生印刷(株)の環境整備「そうじの力」支援日。
同社はクリーニング業で使うタグ(識別票)を印刷している会社です。
インクが飛び散る業界特有の環境の中にあって、最終的にはインクをキレイに落としてピカピカにしたいところですが、まずはセオリー通り、整理、つまり「捨てる」ことから環境整備の活動を始めています。
環境整備に取り組むようになって数か月経ち、使わない版をはじめ、ずいぶんと色々なものを捨ててきたはずですが、まだまだ捨て切れていないようです。
そこには、現場の人たちの「もう捨てるものなどない」という感覚が障害になっているようです。
そこで、あらためて、私がお手本としてやって見せました。
まずは、狭い範囲をターゲットにして、そこにあるものをいったんすべて出します。そして、要るものと要らないものを仕分け、要らないものを捨てて、要るものを分かりやすく並べて元に戻します。
同じことを、リーダーさんにもやってもらいます。
実際にやってもらうと、「ああ、なるほど!」と実感してもらえるのです。一見すると、もう捨てるものなどない、すべて必要なものだ、と思えても、あらためてこうしてすべて出してみると、不要なものや不明なものが出てくるものなのです。
こうして実習によってそのコツを得てもらったリーダーさんたちに、その他の社員さんたちを引っ張っていってもらうように話をしました。
さて一方で、環境整備が着実に進んでいる部署もあります。
こちらの部署では、製品在庫が、どこにどのようなものがあるのか、部外者でも分かるように、看板をつけています。
以前よりも、格段に分かりやすくなりました。
まだまだ課題はたくさんありますが、一歩ずつ着実に環境整備が進んでいます。
「我が社の環境整備、これでいいのだろうか…?」
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