2017年02月24日
楽しくない”そうじ”に意味はない!?|右川ゴム製造所
本日は、埼玉県八潮市の工業用ゴム製造業、(株)右川ゴム製造所の環境整備「そうじの力」支援日。
ゴムの製造工程では大量の粉塵が発生するため、キレイにするのは容易なことではありません。
2年前から、私がお手伝いしての環境整備の取り組みが続けられています。
今回は、3月からの次年度に向けて、環境整備の計画作りをテーマに、「そうじの力委員会」メンバーでミーティングを行いました。
やみくもにそうじをすれば良いということではありません。
計画を立て、実行し、検証して、次の実行につなげる、いわゆる「PDCA」サイクルを回していくことが重要です。このPDCAが、いろいろな面で会社を進化・成長させていくのです。
私からも、他社の事例などを紹介しながら、計画づくりについてレクチャーしました。
皆で話し合う中で、とても印象的だったのは、右川誠治社長が、「この取り組みは、キレイにすることが目的じゃないんだ!」と強調されていたことです。
目的は、「居心地の良い会社を目指す」ということ、そして「整理整頓が行き届き、新人でもどこに何があるかわかる会社にする」ことです。
だから、プロセスがとても大事。
誰かが孤独に作業をして、その空間がキレイになったとしても、それでは目的に適いません。
だから、「みんなでやろう!」ということです。
たとえば、Aさんは1番の機械、Bさんは2番の機械、Cさんは3番の機械をそうじするのではなく、AさんBさんCさんが一緒になって1番の機械をそうじする、ということです。
そうすることで、コミュニケーションが活発化し、環境整備のレベルも上がってくるのです。
もう一つ印象的だったのが、「楽しくやろう!」ということ。
人間、楽しくないことは続かないものです。
だから、良い意味で”遊んでやろう”、ということです。
この点、右川社長と弊社のスタンスは完全に一致しています。
こうして作成した計画書を基に、次年度はどんな進化が見られるでしょうか。
◆右川ゴム製造所の取り組みのようすです(↓)
◆「きれいにする5S」から、「社風を変革する”そうじ”」へ
取り組むべき10のポイントをメール講座にてお伝えしています(↓)