2017年05月08日
“そうじ”が、経営課題にメスを入れる|ハートクック
本日は、島根県益田市に本拠を置く、給食・仕出し業の(株)益田クッキングフーズ、愛称「ハートクック」の「そうじの力」支援日。
同社における環境整備(整理・整頓・清掃)を私が支援して、5年程になります。
食品を作る会社として、清潔にすることは当たり前ではありますが、実際にはなかなかそうはなっていないのが、この業界の実態です。
同社においても、当初はいろいろな課題がありましたが、最近はようやくその「清潔」が定着してきたようです。
厨房の中でも一番汚れるフライヤー室。
フライヤー(揚げ物機)周辺は、放っておけば、油がベトベトギトギトになってしまいますが、今ではピカピカに光っています。
ピカピカのフライヤー
驚いたのは、フライヤーそのものだけでなく、その周囲のものも、軒並みキレイに保たれていることです。
たとえば、この部屋で使うまな板。触ってみても、まったくベトベトしません。スベスベ・サラサラとした手触りです。
また、床面も、触ってみるとスベスベ・サラサラなのです。
サラサラなフライヤー室の床面
相当気合を入れてそうじをしなければ、こうはなりません。社員のみなさんが、相当一生懸命にそうじに取り組んでいることが伝わってきます。
また、弁当の盛り付けをするコンベヤ。このコンベヤのローラーが汚れるのですが、それもキレイに保たれていました。
盛り付け室のコンベヤのローラー
こうして、改善が進んだ箇所が、その後しっかりと維持されているのを見るのは、とても嬉しいものです。
とはいえ、まだまだ課題は山積み。
たとえば、同社においては、弁当や宴会料理などのメニューが多く、そのために材料や包装材の在庫が多くなってしまっている、という問題があります。
今回も、弁当の容器や包装材の倉庫の中身を、いろいろといじくってみました。
容器の倉庫に手を入れる内谷社長(右)ら幹部
こうなると、メニュー構成をどうするのか?という課題にはじまり、社員の働き方にいたるまで、経営の根本を見直さなければなりません。
一朝一夕には解決できない課題ばかりですが、”そうじ(=環境整備)”を通じて、そうした経営課題にメスが入りつつあります。
◆内谷社長のインタビュー記事です(↓) 掃除が会社を変える!株式会社そうじの力 掃除が会社を変える!株式会社そうじの力 皆で一緒にそうじをすると、いろんな意見が出はじめる。するとコミュニケーションがとれてくる。ただキレイになるだけじゃないんです。 ◆”そうじ”で業績が上がった!社員が変わった!実践企業経営者の生の声が聴ける、実践企業見学会。開催情報はこちらをチェック!(↓) ◆各種お問い合わせはこちらよりどうぞ |