2017年05月12日
「全社員に経営理念を浸透させる環境整備」にするための方法とは【そうじの力で組織風土改革】
社員に経営理念を浸透させるために、どのような取り組みをしていますか?
毎日朝礼で唱和する。
手帳やカードに記載し、常に携帯させる。
社内報を発行する。
会社の歴史や社長の想いを動画にする。
…
様々な方策がありますね。
今日は、「環境整備を通じて、理念を浸透させる方法」についてお話します。
こんにちは。
そうじで組織と人を磨く、日本で唯一の研修会社 株式会社そうじの力
代表取締役・組織変革プロデューサーの小早祥一郎です。
マニュアルづくりが始まった!
本日は、香川県を本拠として、同県および近郊に11店舗のホームセンターを展開する西村ジョイ(株)の「そうじの力」支援日。
3年半ほど前から、私がお手伝いをして、全社を挙げて環境整備(整理・整頓・清掃)に取り組んでいます。
毎月1回、全店舗から店長あるいはリーダークラスの社員が舞台となる店舗に集まり、「そうじの力」研修会を開いています。
今回は高瀬店での開催でしたが、同店においても、取り組みは順調に進んでいるようです。
仕入品の検収エリアは、クリアな空間が確保されています。
木材工作室も、整理・整頓されています。
店内の台車も、定位置化が進んでいます。
朝礼では5分間清掃を行います。
商品棚から商品を全部降ろして、棚板と商品を拭きあげ、また元に戻すのです。
もちろん、西村社長も一緒に取り組みます。
さて、本日の研修開始です。
同社においては現在、そうじの力の全社共通マニュアル「西村ジョイ・スタンダード」を作成しています。
そうじの力の重点項目を各店舗に割り振り、それぞれの店舗で実践して、それをマニュアル化する作業をしています。
各店舗ごと、「西村ジョイ・スタンダード」の担当項目を発表していきます。
各店長は、西村社長、他店の店長から、色々なフィードバックを得ます。
各々それらを持ち帰って、また自店で改善を進めていくのです。
現場がマニュアルを作る意義
現場がマニュアルを作る意義は、それが「生き続けるマニュアルになる」こと。
マニュアルは、それが作られた当時は最適なものです。
しかし、日々営業を重ねるうちに、会社や外部環境は変化し、「より良いやり方」「改良点」が生まれてきます。
「そもそも…」と根本から変えるべきものも出てくるでしょう。
自分たちで作ったものであれば、都度都度それを改訂していくことができます。
そもそもマニュアルは「作って終わり」ではなく、会社と共に進化発展していくべきもの。
このプロセスも”そうじ”そのものです。
650名を超える従業員の心を合わせるために
1600ページを超える現場作成マニュアルを持つ「無印良品」では、その目的は「徹底した仕組み化」だそうです。
「西村ジョイ・スタンダード」も「現場が作るマニュアル」という点は同じですが、その目的は大きく違います。
同社が”そうじ”に取り組むのは、「1人で100歩進める社員を育てたい」からではなく、「100人で一歩一歩進める会社にしたい」から。
マニュアル作成には、各店、社員だけではなく、パート社員やアルバイト社員にも協力してもらっています。
このマニュアルは、各店の一人一人の想いを練り上げた集大成です。
同社の650名を超える従業員の想いを具現化する取り組みが、マニュアル作りなのです。
“そうじ”は、理念や想いといった概念を、行動や形にし、体現できる人を育てる取り組みです。
もしあなたが、
「経営理念を浸透させるためにはどうしたらいいか」
とお悩みであれば、どうぞセミナーや実践企業見学会にお越しくださいね。
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