2017年05月24日
手を動かしてみる、は「伝わる」近道|共生印刷
本日は、兵庫県尼崎市の共生印刷(株)の「そうじの力」支援日。
同社は、クリーニング屋さんで使う耐水性のタグの印刷を行っています。
10か月ほど前から、私がお手伝いして環境整備(整理・整頓・清掃)に取り組んでいます。
印刷会社というのは、インクや油分などで汚れるものです。
加えて、工場の面積に対する受注量が多く、工場内が手狭です。
このような難しい環境条件の下、少しずつ整理、整頓、清掃を行っています。
同社では、活動内容を社員間で共有するため、壁新聞を作って掲示しています。
シンプルなデザインがほほえましいですね。
現在取り組んでいるのは、とにかく狭い範囲を一箇所ずつ「いったん全部出して、中身を精査し、戻す」という作業です。
場所によっては、ずいぶんとスッキリとキレイになってきました。
しかし、場所によっては、まだまだモノが溢れてゴチャゴチャになっているところもあります。
私はこの状況を見て、「いったん全部出して、中身を精査し、戻す」という作業の精度が粗いのではないか、と推察しました。
そこで、「エンジョイ3S 委員会」の委員長である池内さんに、実際に場所を特定して、そこにあるものを「いったん全部出して、中身を精査し、戻す」実習をしてもらいました。
すると、案の定ですが、まだまだ捨てられるものが出てきました。
また、この作業をすることで、置き方やレイアウトについても、もっと工夫の余地があることが分かりました。
池内さんも、「確かにやってみると、分かる」と言います。
自分ではやったつもりでも、実際には精度が粗いことがあります。
こうして実際にやってみると、まだまだ精度を上げられるということが理解できます。
「そうじの力」においては、こうして、実際に手足を動かしてみることが、とても大切になります。
最後は、槙野社長をはじめ委員会メンバーでまとめのミーティングをします。
「そうじの力」の活動は、決してキレイにすること自体を目的としているわけではありません。
活動を通じて、良い社風を作っていくことが目的です。
今後も、委員長をはじめとする委員会メンバーのリーダーシップの向上に期待したいです。
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