2017年06月08日
リーダーを本気にさせるためには|西村ジョイ
本日は、香川県内外に11店舗のホームセンターを展開する西村ジョイ(株)の「そうじの力」支援日。
全店舗で”そうじ”(=環境整備)に取り組んでおり、毎月1回、研修を行っています。
研修は、店舗を持ち回りで開催します。
舞台となる店舗で学んだことを、自店に持ち帰り、実践して、報告する。
それに対してフィードバックし、また持ち帰って・・・・・という繰り返しです。
今回の開催店舗は、広島県の八木店。
以前はあまり良くない状況だったのですが、今回行ってみてビックリ! 以前よりもずいぶんと良くなっているのです。
什器置場では、実物大の写真を用いて、定位置化の工夫をしています。
これはなかなか良いやり方だということで、全店で標準化していくことになりました。
その他にも、たくさんのところが改善されています。
今日のために、かなり頑張ったのだそう。
事務所内のデスクの中身
突貫工事という面はあります。
しかし、同店の金井店長は、一つの目標に向けて全社員で頑張ることで、間違いなく団結力が強まったと言います。
同店には、敷地から少し離れた所に倉庫があります。
以前はグチャグチャだったそれを、今回一念発起して整理・整頓したそうです。
研修参加者でその倉庫を見てみましたが、以前の状態を知っている人は、「感動しました」というほどの変わりよう。
激変した倉庫を確認する参加者
さて、研修においては、毎回必ず「現場巡回」と「実習」を行います。
座学だけでは絶対に「そうじの力」は身につきません。
見て、実践することで、はじめて納得・実感できるのです。
現場巡回においては、見る「コツ」があります。
ただ漫然と見るのではなく、扉を開けたり、どかせるものをどかしたり、這いつくばったりして見ることで、課題点が見えてきます。
この見る「コツ」を説明して、現場巡回を行いました。
同社においては、「倉庫在庫ゼロ化」という取り組みを行っています。
バックヤードの倉庫に在庫を置くのをやめて、すべての商品在庫を店頭に出す、という取り組みです。
目的は、在庫の見える化、不良在庫化を防ぐこと、そして接客時間の拡大です。
言うは易し、行うは難し。
日々、膨大な量の商品アイテムが出入りするホームセンターにおいて、倉庫在庫をゼロにすることは、至難の業です。
同店においても、ずいぶんと倉庫内の在庫は少なくなってきましたが、まだまだ在庫があります。
研修参加者で倉庫内を歩きながら、どうすれば倉庫在庫ゼロ化が実現できるのか、アイデア出しをしました。
参加者でアイデアを出し合う
そして、実習において、さっそく出たアイデアを実践してみました。
まず、倉庫内においてある商品のうち、店頭に出せそうなものをピックアップします。
そして、それらを店頭に並べていきます。
もちろん、現状でも商品棚には商品が満載されていますので、そのままでは置けません。
色々と並べ方や積み方を工夫して、置けるスペースを作っていくのです。
西村久社長も参加して、業務用の扇風機の在庫を、すべて店頭に並べることができました。
西村久社長(右)も一緒に活動
金井店長は、「リーダーが本気になれば、変わるんですね」と言っています。
“そうじ”の目的は、リーダーシップを養い、チームワークを育むこと。
キレイになることは、単なる結果にすぎません。
◆全社をかけて同社が”そうじ”に取り組む意義とは?
西村社長のインタビューはこちら