2017年06月13日
経営理念を実践行動に落とし込むには。「どうしたいか」を考える。
経営理念は、会社の方向性や社長の想いを表現するのに必要なもの。
でも、どんなに崇高な理念を作って掲げても、それを社員が実践できなければ何の意味もありません。
経営計画書を常に持ち歩いたら、毎朝唱和したら、「常に意識する」くらいはできるようになるかもしれません。
実践するって、実はすごく難しいこと。
「経営理念の実践」を実現できる手段があるとしたら、取り入れたいと思いませんか?
“そうじ”なら、それができるんです。
こんにちは。
そうじで組織と人を磨く、日本で唯一の研修会社 株式会社そうじの力
代表取締役・組織変革プロデューサーの小早祥一郎です。
▼目次 |
“そうじ”は、会社の経営理念や経営方針を、目に見える形で表現する手段
本日は、埼玉県深谷市で、農業用資材の小売店と、農産物直売所2店を運営する(株)小池勝次郎商店の「そうじの力」支援日。
毎月1回訪問し、環境整備委員会のメンバーを集めて、支援セッションを行っています。
今回は、弊社スタッフの飯塚が仕切り役。
※現在飯塚は独立し、群馬県内を中心に社員研修講師として活動中です
早速ミーティング開始です。
テーマは「何のためにこの活動を行っているのか?」。
委員会メンバーからは、
「残業時間の短縮、顧客満足度のアップなど。最終的には業績アップにつなげたい」
「作業性の向上、時間短縮などにつなげたい」
などと意見が出ました。
それに対しこちらから投げかけたのは、
・小池勝次郎商店が『日本一農家に感謝される会社』を理念として掲げている以上、「それを実現するための活動」だととらえてみないか?
・「お客様である農家の経営が良くなる」というところまで、この活動を高めていかないか?
という2点。
“そうじ”は、会社の経営理念や経営方針を、目に見える形で表現する手段である、ということです。
そう考えると、
「作業時間の短縮」
「作業性の向上」
などというものは、たったの一部分に過ぎません。
ミーティングの後は、そんなことを念頭におきながらの現場巡回。
すると、
汚れていたり乱れていたりする箇所については、
「ここはキレイにしたいよね」。
ある程度整っている箇所についても、
「もっと整えたいよね」
という前向きな意見が出てきます。
たとえば、そうじ道具置場。
以前に比べると劇的に整ったところです。
でも上記のような視点で見ていくと、「もっと完璧にしたい」という意見が出てきます。
あるいは、店舗の正面玄関。
良く見てみると、ガラスが汚れていたり、テープを剥がした跡が残っていたりします。
「ここ、良く見ると汚いよね。これはキレイにしたいよね」
という意見が出てきました。
“そうじ”は、経営理念を実践行動に落とし込む訓練
経営理念を文章にするのは社長の仕事です。
でも理念はあくまで概念。
ここから「具体的な行動をイメージして実践する」というのは、結構難しいものです。
「何のために」は頭で理解できますが、そこからその崇高な目的のために「どうしたいのか?」「どうするのか?」は、自分の頭で考えなければならないからです。
例えば、同社の『日本一農家に感謝される会社』を、”そうじ”で実践するとしたら。
・お客様がいつ来ても商品を探しやすいように、在庫管理と陳列を徹底する
・お店に来た時すがすがしい気持ちになれるよう、床や窓を磨いておく
・接客時間を増やせるよう、雑務を整理しておく
・顧客担当が休みの日でも、案件が滞らないよう、社内の情報共有を見直してみる
できることは、まだまだたくさんあるはずです。
そうじは日常の中でできる、「会社の理念や方針を具体的行動に落としこむ訓練」。
一日外部研修に行かせるより、ずっと力になりますよ。
◆”そうじ”で業績が上がった!社員が変わった!実践企業経営者の生の声が聴ける、実践企業見学会。開催情報はこちらをチェック!(↓) ◆各種お問い合わせはこちらよりどうぞ |