2017年07月03日

初回はどんなことをすればいい?キックオフのやり方はこれだ!

「”そうじ”を我が社でも始めてみたいけれど、どのように始めたらよいかわからない」

こんな声をよくいただきます。

そんな疑問にお答えすべく、今回は「”そうじの力”の始め方」を詳細にレポートします。

 

こんにちは。

そうじで組織と人を磨く、日本で唯一の研修会社 株式会社そうじの力

代表取締役・組織変革プロデューサーの小早 祥一郎です。

 

全ての会社でこのように進めるわけではないのですが、一例としてイメージいただけたらと思います。

 

▼目次

1.キックオフは全員で
2.手を入れるとわかる、”明文化されていない”課題
3.”そうじ”に”第三者”はなぜ必要なのか

 

 


キックオフは全員で!

 

本日は、兵庫県丹波市に本拠を置く(株)森田石材店の「そうじの力」キックオフ。

同社は、石材加工・販売・施工業および葬祭業を行う、創業100年を超える老舗です。

年に一度の経営計画発表会の日に合わせ、キックオフを行いました。

3店舗から約30人の社員全員が集まって、経営計画発表会の前に、半日をかけて、講義・実地研修を行います。

今年度から始まる「そうじの力」の活動について、共通認識をもって取り掛かるための、大事な儀式です。

「”そうじの力”とは全社のベクトルを合わせる活動である」ということを理解してもらうために、全員で「場」と「体験」を共有するのです。

 

 

まずは私が1時間半ほど、導入の講義を行いました。

その中で強調したのは2つ。

 

①「そうじの力」の目的はキレイにすることではない

「キレイ」は手段であり結果です。

目的は、「キレイにする」過程を通じて、各人の積極性や協調性を育み、良い社風を作ることです。

 

②「楽しく」やる

「楽しい」ものに対し、人は主体的になります。

楽しくやるためには、「責めない」ことが大事。

問題点は「改善のネタ」と捉えて、皆で面白く取り組もう、ということです。

 

 

講義終了後は、現状確認。

全員で、本社内を巡回しました。

 

現状を見たうえで、「気づいたこと」「感じたこと」をコメントしてもらいました。

最初に来たのは事務所。

「キャビネの天板の上に荷物を置くのは、地震対策として良くないのではないか」

という意見が出ました。

しかも、乗っている荷物(段ボール)には「免震DVD」と書いてあります。

笑いも出つつ、巡回は和やかに進みます。

 

 

次に来たのはバックヤード。

「屋外に長年放置されている石材の扱いや、現場から引き揚げてきた廃棄物の扱いが課題」

ということがわかりました。

 

この時、廃棄物置場をいつも整えている女性社員から、

「使い古しのフレコンバッグをバラバラに放置せず、ひとつのバッグにキレイにまとめて欲しい」

という要望が出されました。

 

誰もが少なからずこうした問題意識を持っています。

しかし、普段は他者への遠慮やタイミングの問題などから、なかなか言えないもの。

 ・全員で「改善していこう」というコンセンサスがある

 ・「今言ったら受け止めてもらえる」という場がある

 ・第三者がいてくれる安心感がある(対立構造にならない)

このような「場」が整うことで、忌憚のない発言をすることができるのです。

 

 


手を入れるとわかる、”明文化されていない”課題

 

次に来たのは、石材を加工する工場内。

ここにも、不要物あるいは不明物がたくさんあるようです。

せっかく人数もいるので、全員で協力し、手を入れてみようということになりました。

整理(=要るものと要らないものを仕分けし、要らないものを捨てる)の感覚を体験してもらうのが目的です。

 

ターゲットは、石材を加工した際に出た端材置場。

いったん全部出して、使うものと使わないものに分けます。

端材といっても、石材ですから結構重いので、安全に気を配りながら、慎重に運び出します。

使う、使わないのジャッジは、会長、社長、専務の経営陣3人が行います。

面白いのは、3人の判断基準が微妙に違うこと。

また、それを周りで見つめる社員さんたちにも、それぞれ違った判断基準があるようす。

 

「ギャップがある」ことがわかったのは大きな収穫です。

“明文化されていない基準”が、モノがいつの間にか増える大きな要因。

それが見つかれば、そこから発生する問題解決の糸口が見えるからです。

 

この日、20分ほどの整理の作業により、多くの端材を処分し、結果として棚をオールクリアにすることができました。

棚をクリアにしてみると、真ん中の支柱が錆びて朽ちていることを発見!

環境整備(整理・整頓・清掃)を進めると、見えなかったものが見えてきます。

だからこそ、事故や怪我、ミスが少なくなるのです。

 

最後は、会議室に戻り、グループごとにミーティングです。

グループごとに、

 ・どのような形で活動を進めていくのか。

 ・活動時間の確保や役割分担

 ・大まかなスケジューリングです

を決めていきました。

それぞれ熱のこもった話し合いに。

グループの活動の仕方が明確になったところで、キックオフ終了です。

 

今後は毎月1回訪問し、社長・各グループのリーダーと進捗確認などを行っていきます。

 

 


“そうじ”に”第三者”はなぜ必要なのか

 

“そうじ”の取り組みは、”組織変革”です

組織変革とは、その組織にとって「大切」なものを「一旦捨てよう」という取り組みです。

「今のままで心地よい」と多くの人が思っている時、それを変えようとすると、必ず対立が生まれます。

社長VS社員であったり、○○部VS□□部など…。

今まで出てこなかった「不満」なんかも出てくることでしょう。

 

はっきりと申し上げます。

“そうじ”の取り組みは、「しんどい」のです。

無意識に避けてきた「対立」をしなければならなくなるからです。

本音を伝えざるを得なくなるからです。

 

外部の第三者が入ると、その「対立構造」に、「一旦クールダウンする余地」が生まれます。

「立場の違う者が対等に話し合える場」が生まれます。

しんどさを緩和することができるのです。

 

トップダウンだけではできず、ボトムアップだけでも成し遂げることはできない。

そして、「本音」を出してぶつからねばならない。

それが”組織変革”=”そうじ”です。

 

もしあなたが、本気で会社を変えたいと願う社長であるならば、頼っていただけたら嬉しく思います。

ご連絡はこちらからお気軽にどうぞ!

 

 


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