2017年07月05日
みんなで知恵を出し合う!西村ジョイ「そうじの力」
本日は、香川県を本拠として県の内外に11店舗を展開するホームセンター、西村ジョイの「そうじの力」支援日。
パートさんも含めると、全従業員数700名ちかく。ここで環境整備(整理・整頓・清掃)の取り組みを進めています。
これだけの規模になると、末端にまで浸透させるのは容易ではありません。
各店とも多くの課題を抱えつつ、それぞれ一生懸命に取り組んでくれています。
毎月1回、ひとつの店舗を舞台にして、全店から店長やリーダー社員が集まり、私の研修会を実施しています。
いつも、開店前の朝礼に参加して、そこでミニ実習を行っています。
そうじは「気づき」の訓練だと言われます。しかし、ただ漫然とそうじをしただけでは気づきは得られません。
普段とは違う場所、違うやり方でそうじすることで、はじめて「ああ、ここがこんなふうに汚れるのだな」という「気づき」を得ることができるのです。
今回、店舗入り口のカート置場の清掃実習を行いました。
普段はカートに隠れて見えないのですが、カートを全部出してみると、下部にゴミやホコリが溜まっていることが分かります。それを掃いたり拭いたりしてキレイにしていきます。
ついでに、カート置場のレールも磨いていきます。
実習後に、何人かに感想を述べてもらいました。「ここがこんなふうに汚れていることに気づかなかった」というコメントもありましがたが、面白かったのは、ある社員が「正直なところ、これをやるのはとても面倒だと思いましたが、その面倒だという気持ちをいかに乗り越えるかが大切なのだと思います」というようなことを言っていたことです。
さて、研修においては、まず各店舗からここ一か月間の活動状況を報告してもらい、それに対してアドバイスした後、全員で現場巡回を行います。
そして、それぞれの現場の課題について、参加者みんなで改善策について意見交換をしていきます。
たとえば、木製什器置場。放っておくと、モノが増えてすぐに溢れてしまいます。
どのようにすれば、常に一定量が整った状態になるのか。それをみんなで考えます。
同社では、「倉庫在庫ゼロ化」の取り組みを進めています。
商品在庫をバックヤード倉庫に置かずに、すべて店頭に出そうという取り組み。不良在庫の撲滅や接客時間の拡大のために取り組んでいるものです。
今回舞台となった屋島店においては、今まではなかなかできなかったこの「倉庫在庫ゼロ化」が、リーダーたちの努力によって、ようやく出来つつあります。
それでも、まだまだ課題があるのですが、その課題への対応策について、皆さんで意見交換をしました。非常に有意義な意見交換ができました。
現場巡回の後は、実習を行います。座学で終わらせるのではなく、実習で体感したことを各自の店舗に持ち帰って実践してもらうためです。
今回は3班に分かれて、それぞれ実習を行いました。
店舗入り付近の床面や窓などのそうじをする班。
洗面台やユニットバスなどの売場のそうじをする班。
そして、売場の通路のラインテープの剥がし跡のそうじをする班です。
おかげさまで、通路もキレイになりました。
ここ最近、この研修のクオリティーが上がってきているように感じます。
それは、参加者のみなさんが、舞台となった店舗の課題を「自分事」として捉えて、改善のためのアイデアを出し合うようになったことが大きな要因だと思います。
西村ジョイの「そうじの力」は、まだまだ続きます・・・・・。
西村ジョイの西村久社長のインタビュー記事は、こちらをクリックしてご覧ください。