2017年09月12日
社長が本音で語るべし!|生駒学税理士事務所実践企業見学会
本日、香川県高松市の生駒学税理士事務所において、「そうじの力プロジェクト体験発表&現場見学会」が開催されました。
私は5年前から同社の環境整備(整理・整頓・清掃)の取り組みをお手伝いしております。
当初は、毎月訪問して研修を行っていましたが、現在では、年に1~2回お邪魔して研修を行っています。
この「そうじの力プロジェクト体験発表&現場見学会」は企業経営者を対象に毎年行われているもので、今回が4回目となりました。
当日は12人の参加者を得て、大変に熱気あふれるイベントとなりました。
まず、生駒学所長のお話です。
内容は、環境整備に取り組むことになった動機や、始めた頃と現在の変化など。
生駒所長「正直なところ、私はそうじが嫌いです。ウチの社員も嫌いだと思います。でも、キレイになるのは嬉しい。それに、会社を良くするためにやることですから、私は”そうじ”はビジネス!と割り切っています」
“そうじ”に取り組む社長さん、全員が”そうじ”が好きなわけではありません。
キレイな大義名分を掲げるのではなく、正直な気持ちを社員さんに伝えるのが、生駒所長のスタンス。
社員さんもそこに納得するからこそ、活動を続けていけるのです。
次は、現場見学会です。
まずは事務所内の見学。
赤い法被を着た社員さんが、書類の整理・整頓の状況などについて、詳しく説明してくれました。
地震対策も行っています。
“そうじ”というキーワードは、どうしても「整理・整頓・清掃」をイメージしがち。
でも「みんなが働きやすい環境をつくるために行うもの」と捉えると、やるべきことは無限に出てきます。
こちらは社員の行動予定を記入するホワイトボード。
マグネットを使って、赤、青、黄、というふうに色別に「外出」や「休憩」「休み」を表示する仕組みです。
以前はマグネットがこんな感じに置かれていました。
今は改善して、こうなっています。
このほうが、サッと取り出せるし、見た目も気持ち良いですね。
これまで、箱にゴチャッと詰め込んでいた工具類も、こうして壁に掛けられています。
社員さんがトイレそうじの実演をしてくれました。
素手でトイレを磨くその姿を見た参加者が、「いやぁ、素手でやるとはねぇ…」とため息をついていました。
「いつもそうじしていてキレイなので、どうということはないですよ」と社員さん。
確かに、水濾の裏側まで、ピカピカです!
徹底しています。
さて、税理士事務所でやっかいなのが、書類。
書庫の中も、以前は書類があふれかえってわけのわからない状態でしたが、今ではきちんと整っています。
その書庫の内部に、どこに何があるのか分かるように、社員さんの発案で、扉に見取り図がつきました。
こういう創意工夫が、実務上の創意工夫に繋がっていくことでしょう。
こちらは駐車場です。
これは、当日の朝に撮った写真ですが、見事に整って停められています。
特段に何か指示したわけでもなく、普段からこのように整っているとのこと。
環境整備が、同社において定着してきていることが分かります。
見学会の後は、1時間ほど私が講演し、その後、参加者のみなさんで車座になり、座談会を行いました。
座談会では、参加者のみなさんから色々な質問が飛び出しました。
印象的だったのは、「社員は本音ではどう思っているのか?」という質問に対する社員さんの答え。
「確かに本音ではやりたくない・面倒くさいという気持ちはある。でも、やれば作業効率は上がるし、キレイになれば嬉しい」
「以前の事務所は書類が山積みだった。みんなで一緒にやると勢いが出てくる。そうじをしてキレイになり、事務所が明るくなった。一度キレイにすると、モノを増やしたくないという気持ちになる。確かにサボる人はサボるが、やる人はやっている」
生駒所長の「本音で話す」スタンスを、社員さんはしっかりと受け止めています。
これからも、そうじを通じて業績をどんどん向上させていってほしいと思います。
生駒所長のインタビュー記事はこちら(↓)
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