2017年09月20日
環境整備が、商売のあり方を見直させる|共生印刷
本日は、兵庫県尼崎市の共生印刷(株)のそうじの力研修。
環境整備(整理・整頓・清掃)に取り組んで、ちょうど1年が経ちました。
毎月1回、私が訪問して研修を行っています。
通常は、「エンジョイ3S委員会」のメンバーを集めて研修を行っているのですが、今回は1年経った区切りということもあって、まず全員を集めて私からレクチャーをして、あらためて環境整備の意義や進め方について説明をしました。
その後、通常通り、委員会メンバーに集まってもらって、ミーティングです。
1年余り経ち、取り組み前に比べれば、人も環境もずいぶんと変わってきましたが、まだまだ課題はたくさんあります。
その中で、物理的な壁として、どうしても工場内が手狭だ、ということがあります。
そこで、あらためて、工場内に不要なもの、捨てられるもの、捨てるべきものがないだろうか?と投げかけてみました。
すると、滅多に注文のない商品や特殊な仕様の商品が、意外に在庫として積んである、という話が出てきました。
聞けば、そのような商品も、注文が来た時にすぐに納品できるように、在庫として積んである、とのこと。
現場に行って、実際に見てみると、確かに、結構な分量がありそうです。
社長の方からは、「この際、商売のあり方を根本的に見直そう」という話がありました。
こうした滅多に出ない商品を減らし、定番商品に統合する。お客様に対しては、定番商品への移行を提案する。
そうすることで、ロスを減らし、利益体質に変えていこう、ということです。
当然、在庫の種類も減り、そのぶんスペースも拡がります。
こうしたことに、今までもそれなりに取り組んでは来たようです。
でも、今回、環境整備をさらに進めるにあたって、あらためて商売のあり方を見直してみよう、ということになったことは、とても良かったと思います。
経営者である社長の想いが、現場の社員さんたちにもよく伝わったのではないでしょうか。
今後の展開が楽しみです!