2017年12月13日
「困っていること」が出てくる環境とは?|西島木材
本日は、福井県あわら市の西島木材(株)の「そうじの力」研修。
同社では現在、半年に一回、私がお邪魔して研修を行っています。
今回は私の方から、社員のみなさんに、「どんなときに喜びを感じるか?」という問いかけをしてみました。
なかなか答えにくい質問だったかも知れませんが、ほぼ皆さんに共通していたのは、「お客様に喜んでもらったときに、自分も喜びを感じる」ということでした。
ならば、その喜びを感じられるように「そうじ」に取り組みましょう!と呼びかけました。
つまり、何のために「そうじ」をするのか、という「目的」を、再度みなさんに考えてもらおう、ということです。
「そうじ」のための「そうじ」では、意味がありません。
自分が喜びを感じるため、お客様を喜ばせるため、そのためにそうじをしましょう、ということです。
そこで、業務を遂行する上で、何か困っていることはありませんか?と問いかけてみました。
困っている、ということは、スムーズに業務が行えていない、ということです。それではお客様に喜んでもらえる仕事はできないでしょう。
だから、困っていることを挙げてみる。そして、それを改善する。それがより質の高い業務遂行につながり、お客様に喜んでもらえる。
つまり、「困っていること」というは、改善のネタだということです。
そんなふうに問いかけてみたところ、社員のみなさんから、いろいろと「あーだこーだ」という意見が出てくるのです。
結構、白熱した論議になりました。そして、改善策を見出していきました。
おかげで、皆さんの距離が、いつになく縮まった感じがします。これこそ、「そうじの力」です。
さて今回は、他にも面白いことがありました。
これって、ちゃんとかぶってるの?そもそも、どういうときにヘルメットをかぶるか、ルールは明確になっているの?と問うてみると、「いまいちルールが明確になっていない」とのこと。
それでは、守りようがありません。
ヘルメットは自分の身を守るためのもの。自分の身がしっかりと守れてこそ、良い仕事ができてお客様に喜んでもらえるはずです。
あらためて、ヘルメット着用のルールを、皆さんで話し合ってもらいました。
ここでも喧々諤々、白熱した議論が交わされました。「こういう場合にかぶろう」「こういう場合は要らない」などなど。
でも、「いろいろルールが細かいと、ややこしくて、かえってかぶらなくなる。いっそ、事務所を一歩出たら例外なくかぶることにしよう」ということになりました。
そして、さっそくその場で、私を含む全員がヘルメットをかぶり、研修後半の現場巡回を行ったのです(笑)。
この行動力、素晴らしいですね!
今後も、こんなふうにして、自分たちのため、そしてお客様のために、そうじに取り組んでいって欲しいです。