2017年12月28日
情報キャッチ能力のアップ=細部へのこだわり|西鶴
本日は、大阪府で二つの霊園を営む(株)西鶴の環境整備(整理・整頓・清掃)研修。
霊園というと「暗くて汚い」が定番ですが、同社は「明るくてキレイ」な霊園として、メディアからも注目されている、ユニークな会社です。
私が同社の環境整備をお手伝いして、丸3年になります。
当初から霊園としてはキレイでしたが、この3年で、さらに磨きがかかりました。
もちろん、環境整備の目的は、キレイにすること自体ではありません。
仕事をしやすい環境をつくり、気づきの感度を高め、コミュニケーションを促進すること、です。
今回、同社を訪問してみて、ひととおりのことは出来ています。
パッと見えるところはキレイになっています。
でも、細かい部分に着目すると、手が入っていないところが散見されます。
そういうところに手を入れましょう、とアドバイスしました。
たとえば、トイレのドアのスリット部分。
ここに、ビッチリとホコリが溜まっていました。
それを、歯ブラシを突っ込んでそうじしてもらいました。
便器はピカピカにそうじしてあっても、こういう目の届きにくいところは、見落としがちです。
あるいは、車両の荷室のドアの内側。
ボディは洗車してあっても、やはりこういう死角には目が届かないものです。
あるいは、事務所の蛍光灯。
これも、取り外してみると、けっこうホコリが付着しているのです。
社員さんたちは、「下ばかり見ていました」と言っていました。
なぜこんな「見えない所」にこだわるのか?
それは、見えない所に手を入れることで、「気づき」の感度が上がるからです。
普段目の届かない死角に手を入れ、そこにあるホコリに気づくこと。
それは一つの「情報」をキャッチすることに他なりません。
同社は、すでにある一定以上のレベルにあります。
だからこそ、今後は、より細かいところにこだわりましょう!と呼びかけました。
◆同社のブログでも活動風景を発信しています。どうぞご覧ください。
◆山本一郎社長のインタビューはこちら(↓)