2018年08月24日

5Sに取り組んでいるのにあなたの会社が変わらない10の理由 その10「社長が約束を守らない」

世の中に、5S活動、環境整備、あるいはそうじなどの活動に取り組んでいる会社は、決して少なくありません。

その中で、期待する効果を挙げている企業もあれば、期待するような効果を挙げられない企業もあります。

定着化、習慣化している企業もあれば、一過性で続かない企業もあります。

その違いはいったい何なのでしょうか?

数ある理由のうち、最たるものは、「社長が約束を守らない」ことです。

今回は、このことについて、ご説明します。

 

今日の目次

①時を守り、場を清め、礼を正す。

②うまくいくもいかないも、社長の姿勢しだい

③「飽きてきた」時が本当の勝負所

 

①時を守り、場を清め、礼を正す

昭和の教育哲学者、森信三先生の言葉に、

「時を守り、場を清め、礼を正す」という有名なものがあります。

「再建の三大原理」と呼ばれていて、荒れた学校や企業を建て直すには、

まず、この三つのことをしなさい、と説かれた言葉です。

「時を守り」は、時間を守るということであり、

さらに言えば、約束を守る、ということでもあります。

「場を清め」は、整理、整頓、清掃ですね。

「礼を正す」は、挨拶、返事、身だしなみ、言葉遣い、といったところでしょうか。

誠に基本的で当たり前のことではありますが、

私たちがこういったことをきちんと出来ているか、と問われると、心もとない現実があります。

この三つのなかでも、「時を守り」は一番はじめに来ているだけに、一番大切なことです。

約束を守ることは、人間社会において一番大切なことだというわけですが、

一方で、いちばん難しいことでもあります。

「そうじ」の活動は、皆で約束を守ろう、という活動でもあります。

約束を守れないのに、見た目だけキレイにしても、何の意味もありません。

 

②うまくいくもいかないも、社長の姿勢しだい

「そうじ」の取り組みの中で、いろいろな約束事が決まってきます。

まず、いつ活動を行うのか。

どういった基準でモノを捨てるのか、モノを取っておくのか。

どこにどのような形でモノを置いておくのか。

誰がリーダーで、誰が補佐をするのか。

こういったことは、すべて「約束事」です。

これらの約束事を、皆でいかに守っていけるか、がこの活動における非常に重要な要素なのです。

そして、そのメインとなるのは、なんといってもトップリーダーである社長です。

社長自身が、これらの約束事を守れるかどうかが問われているのです。

私も、さまざまな社長さんたちと関わる中で、いろいろな体験をしてきました。

待ち合わせの時間に何の連絡もなしに遅れてくる社長。

予定していた日程を、直前にキャンセルする社長。

皆で活動しようと決めた日時に、後から別の出張予定を入れてしまう社長。

こういう基準でモノを捨てましょう、と決めたはずなのに、

執着を断ち切れず、モノが捨てられない社長。

こういった社長の言動を、社員はよく見ています。

社長が約束を守らないのですから、「ウチの社員は動かない」のは当たり前です。

 

③「飽きてきた」時が本当の勝負所

当初熱心だった社長にも、いずれ魔の時がやってきます。

それが、「飽きてきた」時です。

どんな素晴らしい取り組みも、いずれは飽きがきます。

必ずマンネリ化します。

その時に、社長がどう振る舞うのか。

その時点で止めてしまったり、活動を縮小してしまったりすれば、それで終わりです。

一番いけない「約束破り」といえるでしょう。

「そうじ」は永遠に継続してこそ、真価を発揮します。

推進メンバーを入れ替える、活動の時間帯を変えてみる、

イベントを企画する、他社との交流を図る、

などなど、いろいろと工夫してみましょう。

それでも、最後は、社長が覚悟を持って続けるしかありません。

社員がついてこなくても、目に見える成果がなくても、あくまでも続けることです。

そうすれば、必ず得られる成果が、ひとつだけあります。

それは、「継続する習慣」であり、言い換えれば「約束を守る習慣」です。

社長の覚悟によって、このような会社風土が作られていきます。

 

今日のまとめ

私たちの定義するそうじとは、【本質を明らかにし、究めること】。

モノにアプローチしながら、実はそこにまつわるコトの問題をあぶり出し、改善していくアプローチなのです。

社長が約束を守らなかったり、飽きっぽかったりするならば、

それこそが「真の問題」です。

モノをキレイにしたり整えたりする活動を通じて、

社長のそのような姿勢を改善していく、絶好のチャンスだととらえましょう。

 

おまけ

さて、ここまでお読みいただき、「なるほど!」と思ったアナタ。

さっそく実践に移りたいところでしょうが、ちょっと待ってください。

実際に御社に導入するとなると、それはそれで難しいものがあります。

うまく導入するためには、いくつかの押さえておきたい「ツボ」や「コツ」がありますが、

それは言葉ではなかなか伝わりにくいものです。

だから、それらをお伝えするのが、弊社のセミナーや支援先見学会です。

ぜひ一度、弊社のセミナーあるいは支援先見学会にご参加ください。

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