2018年10月25日
レイアウト変更を検討してみる!谷口工務店「そうじの力」
福井県美浜町の(株)谷口工務店。
社員15人ほどの、公共工事や住宅建築を行う老舗の会社です。
父親である会長から経営を引き継いだ谷口直利社長が、会社をさらに良くするための柱の取り組みとして「そうじの力」を導入しています。
整理・整頓・清掃を進める中で、徐々に社内の環境は整ってきました。
書類が山積みされていた事務所内は、だいぶスッキリした雰囲気になってきました。
工事用の道具や資材が山積みになっていた作業場も、不要物の処分が進んでいます。
ここで、活動をもう一段階進めるために、事務所内のレイアウトを変えてみることを提案しました。
今回の研修においては、参加者全員で、あらためて事務所内を見ながら、「ここをこうしたらどうか?」「こんなアイデアもあるのでは?」と、意見を出し合いました。
レイアウト変更の意義ですが、まず、デスクの引越しすることで、さらに整理が進むことが期待できます。
よく「家を引越しすると不要なモノを捨てられる」と言いますね(笑)。
そういうことです。
そしてもうひとつ、これが大事なところですが、どんな職場環境にすることがより良い会社を作ることになるのかを、あらためて考える機会になる、ということです。
誰しも、どうしても「現状ありき」で物事を考えてしまいます。
しかし、たとえばデスクの配置ひとつとってみても、現在の配置は、単に「そこにスペースがあったから」とか、「昔からなんとなくこうだから」という理由だったりするのです。
そこで、あらためて、「効率よく仕事を進めるためには」「誰もが分かりやすくするためには」「コミュニケーションを良くするためには」どのようなレイアウトが良いのかを、考えてもらうのです。
といっても、「唯一の正解」があるわけではありません。
関わる皆さんが納得できれば、それが正解になるのでしょう。
何より、こうして社長と社員の皆さんが、顔を突き合わせて自分たちの職場を良くしようと話し合う、ということ自体が、コミュニケーションという観点から、大切な機会だと思うのです。
「そうじの力」は、決して見栄えを良くする活動ではありません。
「各人が本来の持てる力を発揮できるようにする」こと、「互いに気持ち良く仕事ができるようにする」ことが、目的です。
だからこそ、谷口社長が3代目経営者として、会社の未来を切り拓くための柱として、この「そうじの力」に取り組んでくれているのだと思います。
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