2019年03月07日
マニュアルを意味あるものにするために必要なこと|西村ジョイ
業務に必要なマニュアル。
マニュアルは、ただそこに存在するだけでは、意味はありません。
活かされてこそ、マニュアルの意味があるのです。
では、意味あるマニュアルにするために必要なこととは、何でしょうか?
今回は、そんな話題です。
こんにちは。
そうじで組織と人を磨く、日本で唯一の研修会社 株式会社そうじの力
代表取締役・組織変革プロデューサーの小早 祥一郎です。
マニュアルを意味あるものにするためには、実行と検証が必要
本日は、香川県高松市を本拠とし、県内外に11店舗のホームセンターを展開する西村ジョイ(株)の「そうじの力」研修日。
5年半前から、私のお手伝いにより、全社を挙げて整理・整頓・清掃に取り組んでいます。
現在、二ヵ月に1回、全社から店長あるいはリーダークラス社員を集めて研修会を開いています。
全社では従業員数700名超、大きな店舗になると100名を超える従業員が働く同社。
この「そうじの力」の活動を、パート・アルバイトを含めた末端にまで浸透させるのは、容易なことではありません。
そのため、二年程前から、「そうじの力」のマニュアル「西村ジョイスタンダード」を作成してきました。
昨年、そのスタンダードがほぼ完成したので、今年からは、その実践を主眼とした研修を進めています。
マニュアルといっても、結局はただの紙切れです。
実践されなければ、何の意味もありません。
そこで、今回の研修では、そのマニュアルを使って、各店舗の現場において、どのように実践していくのか、を確認していきました。
具体的に、ある項目を題材にして、マニュアルを読み合わせし、その手順通りにやってみるのです。
今回、「従業員の個人ロッカーの内部の整理・整頓」を題材にしました。
実際にマニュアルを読みながらやってみると、「すべてのロッカーに鍵がかかること」とあるのに、中には鍵がついていないロッカーがあったりして、やはり手順通りに行うことの重要性を再確認することができました。
今後は、このようなマニュアルの実践実習を、各店舗において、朝礼や昼礼の場を利用して、どんどん実施していきます。
このブログにもしつこく書いていますが、環境整備(”そうじ”)に取り組む目的は、場をキレイにすることではありません。
その過程において、問題に「気づき」、「行動」を起こし、「周りを巻き込む」ことで、個々の自立性や互いに協力し合う風土を作っていくことが目的です。
その目的のためには、いい加減に取り組んでいたのでは、「気づき」にも「行動」にもつながりません。
ただからこそ、あえて細かいマニュアルが必要なのです。
さて、研修においては、毎回必ず「実習」を行います。
そうじは実践してなんぼ。
理論理屈を百篇唱えてみても、何の意味もありません。
毎回の研修で、参加者の皆さんにそうじに取り組んでもらい、そこで感じたことを各々の現場に持ち帰ってもらいたいのです。
今回も、トイレそうじと、
売場の商品棚の下部の床磨きに、
取り組んでもらいました。
少しずつ少しずつ積み重ねていくこと。
それが、いつか振り返った時に、大きな成果を生むことに繋がります。
◆西村久社長のインタビュー動画はこちら(↓)
◆マニュアル作りの軌跡は、こちらをクリックでご覧いただけます。