2019年04月15日
人材育成のカギは輪番リーダー制!|石見交通
人材育成にはいくつかの側面があります。
少数のリーダーが育てば良いとする側面と、より多くの人に育ってもらいたい、という側面があります。
より多くの人材を育成するために、上手な”そうじ”の取り組みをしている会社があります。
今回は、そんな好事例をご紹介します。
こんにちは。
そうじで組織と人を磨く、日本で唯一の研修会社 株式会社そうじの力
代表取締役・組織変革プロデューサーの小早 祥一郎です。
輪番リーダー制が、人材育成の幅を広げる
本日は、島根県西部で路線バスを運行する石見交通(株)の「そうじの力」研修会。
3か月に1回、私が訪問して、各部門および各グループ会社から選ばれた若手メンバーが集まって、環境整備(5S)についての研修会を行っています。
今回、本社に入ってみて、まず最初に目に飛び込んできたのが、これ。
社員の顔写真入り紹介ボードです。
これ、前回の研修時に私が別の会社でやっていることを紹介したら、すぐに取り入れてくれたものです。
なんと、全部署、全グループ会社で作ったとのこと。
明るい雰囲気で、事務所に来るのが楽しくなりますね。
こうして、良いことはすぐに取り入れるのが、同社の特長です。
毎回の研修時には、まず私の方からレクチャーを行います。
整理・整頓の具体的手法のアドバイスや、他社好事例の紹介などです。
続いて、各グループから、この3か月間の活動報告をしてもらいます。
毎月、実行責任者を輪番で決めて、その人を中心にして活動を進めていっているようです。
リーダーが毎回同じだと、ネタが尽きてきますし、どうしても、リーダー以外は受け身になりがちです。
それを輪番制にすることで、リーダーになった人が自覚を持ち、問題意識を持って、何をどのように改善していこうか、と考え、工夫していくことにつながります。
全部署、全グループとも、そのような好循環が回っている感じがしました。
活動報告が終わると、参加者全員で、現場を見て回ります。
特に、今回、改善が進んだ部分を中心に見ていきます。
経理や総務などの事務部門は、書類のキャビネの中のファイルの整理・整頓がずいぶん進んできました。
以前に比べると、格段に分かりやすくなっています。
一方で、各人の抱えている書類は、溜まりがちになっています。
私の方からは、週に一回、5分間、皆で一斉に溜まった書類を整理する時間を設けたらどうか、とアドバイスしました。
整備工場も、各所がずいぶんと整ってきています。
一方で、こちらもやはり、個人の工具ボックスの中身については、どうしても乱れがちです。
私の方から、事務所同様に、工場においても、月に1回、全員で工具ボックスの中身を空けて、皆で一緒に整理・整頓を行うことを提案しました。
同社の「そうじの力」の取り組みは、
・各所が整っている
・見栄えが良くなっている
ことはもちろん、
活動をつうじて、
・リーダーシップが育っている
・コミュニケーションが促進されている
ことで、
社内全体が活性化されていることを感じます。
小河英樹社長は、「そうじの力のメンバーが、間違いなく、将来、会社を背負っていく人材になる」とコメントしています。
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