2019年04月16日
環境整備はコミュニケーションのネタ探し!|Mランド
本日は、島根県益田市の自動車教習所、Mランドの「そうじの力」コンサルティング日。
同社は、日本で最初に合宿教習を始め、サンキューレターやゲスト(教習生)のボランティア参加、Mマネー(所内地域通貨)など、ユニークな取り組みで、全国的に注目されている自動車教習所です。
その中でも、もっとも特徴的なのが、挨拶と掃除。
その「掃除」を、さらに進化・深化させ、”そうじ”に変えていけるよう、私が3か月に1回訪問して、環境整備(5S)についての研修会を行っています。
★「掃除」と「そうじ」は何が違うの? 「掃除」は「場を綺麗にする」こと。 「そうじ」は「○○を明らかにし、究めること」 |
同社では現在、全社員を11の班に分けて、それぞれの班に所内のエリアを割り当てて、活動に取り組んでいます。
廊下の床面を磨く班、敷地内の落ちているゴミを拾う班、用具の整理・整頓を行う班。
取り組む活動は、班それぞれです。
今回の研修で、ちょうど良い題材があったので、私の方から問いかけをしてみました。
学科教室の教壇にトレーがあったのですが、そのトレーの中身がグチャグチャなのです。
学科のテキストは分かるとしても
・折れ曲がりしわくちゃになった書類
・5~6個もある消しゴム
・4~5本のボールペン
・数個のクリップ
などなど…。
その場で、研修の参加者に、中身を空けて、一つひとつを確認してもらいました。
こうすると、
「なぜこんなものがここにあるの?」
「これはもう○○に変わったから、要らないよね」
「こうした方がいいよね」
という会話が生まれます。
また、そもそもこんなふうにトレーの中身がグチャグチャになってしまうのは、「各人の責任感が弱く、他人事だから」という問題意識が生まれます。
このトレーをどう整えるか、ということも大切です。
ですが、こうしたプロセスをつうじて、会話が生まれ、問題意識が生まれ、それが会社をより良くする改善につながることが、まさに”そうじ”の力。
そう、”そうじ”(環境整備=5S)というのは、場をキレイにする活動というよりは、工夫・改善・リーダーシップ・コミュニケーションのネタ探しなのです。
だから、場が乱れていたり、汚れていたりしたら、社長は大いに喜びましょう!
良い会社をつくるために取り組むテーマが、ゴロゴロ転がっているのですから。
「ネタ」を生かして組織風土改革に成功した事例を実感できる、セミナーや実践企業見学会(ベンチマーキング)に、ぜひご参加ください。
開催情報は、こちらよりご覧いただけます。
◆御社の”5S活動”、「やらされ感」に溢れていませんか? ◆”そうじ”で業績が上がった!社員が変わった!実践企業経営者の生の声が聴ける、実践企業見学会。開催情報はこちらをチェック!(↓) ◆各種お問い合わせはこちらよりどうぞ |