2019年04月24日
本質的問題の発見には”そうじ”が有効|滝澤酒造
問題には、表面に現れている「顕在問題」と、表面に現れず、水面下に隠れている「潜在的問題」があります。
実は、隠れている潜在的問題の方が、より重要で本質的であることが多いもの。
そうした本質的問題を、どうやったら発見することができるのでしょうか?
今回は、そんな話題です。
こんにちは。
そうじで組織と人を磨く、日本で唯一の研修会社 株式会社そうじの力
代表取締役・組織変革プロデューサーの小早 祥一郎です。
本質的問題が、”そうじ”の活動を通じて表面化される
本日は、埼玉県深谷市の滝澤酒造(株)の「そうじの力」コンサルティング日。
同社では、約1年前から、全社を挙げて”そうじ”(=環境整備)に取り組んでいます。
現在、だいたい2か月に1回くらいの周期で同社を訪問し、全社員を集めて、研修や現場でのアドバイスを行っています。
今回まず、
「前回訪問時から、どのような活動を行ったか」
を、報告してもらいました。
すると、
「予定していた活動があまり出来なかった」
とのこと。
なぜそうなったのか。
それなりに奥深い要因がありそうです。
これはチャンス!
“そうじ”の活動を進めると、必ずといってよいほど、「問題」が表面化してきます。
それは、
「時間通りに集まれない」
「必要な情報が共有できていない」
「言いたいことが言える機会がない」
「社員同士でお互いが何をしているか分からない」
といったことです。
じゃあ、それらができるようにしていこう、ということで、じっくりと話し合いをしてもらいました。
すると、ほぼ全員から、
「ここはもっと○○したい」
「○○について共有できていないので、共有する機会を設けたい」
「○○を確実にするために△△という方法が良いのではないか」
といった要望や意見、アイデアがぽんぽん飛び出してくるのです。
とっても活気あふれるミーティングとなりました。
表面化した本質的問題を解決するのが”そうじの力”
この話し合いのお蔭で、
「今後の整理・整頓・清掃の活動をうまく実行していけそうな方策が見つかった」
だけでなく、
「情報共有」
「意思統一」
「ルールの明確化」
など様々な問題が表面化し、その対策も検討することができました。
こうして、「問題を明らかにし、解決していく」取り組みこそが、”そうじ”。
「そうじの力」とは、組織を活性化させる力なのです。
さて、ミーティングのあとは、皆で実習です。
今回は、ある部屋に溜まっていたモノの整理です。
バケツリレーよろしく、連携して、部屋にあるものをいったん全部出し、中身を確認し、不要なモノは捨て、必要なものだけ戻しました。
ずいぶん年代物が多かったので、ほとんどのモノを捨てることができ、広いスペースが生まれました。
こうして、皆で一緒に汗を流すのも、コミュニケーションを促進する良い機会なのです。
今回のミーティングで決めたことが、同社の今後の活動をより一層促進させるに違いありません。
◆御社の”5S活動”、「会社の問題を見つけ・解決する場」になっていますか? ◆”そうじ”で業績が上がった!社員が変わった!実践企業経営者の生の声が聴ける、実践企業見学会。開催情報はこちらをチェック!(↓) ◆各種お問い合わせはこちらよりどうぞ |