2019年05月30日
整理・整頓・清掃の要諦はリーダーシップとチームワーク!
整理・整頓・清掃を進めて、会社を良くしていこう!
多くの経営者が、そう思うことでしょう。
しかし、実際には、なかなかうまくいかないことが多いものです。
整理・整頓・清掃をうまく進めるための鍵は、いったい何なのでしょうか?
物理的なテクニックなのでしょうか?
いえいえ、本当に必要なのは、リーダーシップとチームワークなのです。
今回は、そんな話題です。
こんにちは。
そうじで組織と人を磨く、日本で唯一の研修会社 株式会社そうじの
代表取締役・組織変革プロデューサーの小早 祥一郎です。
整理・整頓・清掃を進めるカギは、リーダーシップとチームワーク
本日は、埼玉県八潮市の(株)内原製作所の「そうじの力」コンサルティング日。
毎月1回私が訪問し、幹部とリーダー社員を集めて、環境整備についての研修を行っています。
同社は金属プレスの会社。
金型を装着したプレス機で、スチールやアルミなどの材料をプレス加工して製品を作っています。
当初は、工場内に、既に廃盤になった製品の金型が積まれていたり、廃盤になった製品の在庫が残されていたりしました。
こうしたものを、まずは処分することで、ずいぶんと工場の中はスッキリしてきました。
毎回、必ず宿題を出して、各リーダーにその宿題を実行してもらいます。
そして、次回の研修会において、その成果を報告してもらうのです。
幸い、メンバーはみなさん前向きに取り組んでくれているので、宿題はきちんとこなしてくれています。
ただ、社内の様子を聞いていると、そんな中でも、いろいろな問題が出てきているようです。
たとえば、毎日、終業前の10分間、すべての機械を止めて、全員で機械の清掃を行うことになっているのですが、それが、きちんと行われていない、ということが分かってきました。
なぜうまくいかないのか。
いろいろと状況を聞いてみると、それは技術的な問題というよりは、その時間を統べる力、つまりリーダーシップの欠如であることが分かってきました。
皆に声を掛け、怠けている人がいれば叱り、頑張っている人がいれば誉め、困っている人がいれば手伝う。
こうしたリーダーシップが欠如しているのです。
当然ながら、チームの足並みも揃いません。
今回の研修では、このリーダーシップとチームワークについて、今後どのようにしていけばいいのかを、皆さんで話し合いました。
環境整備をつうじてリーダーシップとチームワークを育む
リーダーシップとチームワークがあるから整理・整頓・清掃が進むのか?
整理・整頓・清掃を行うから、リーダーシップとチームワークが生まれるのか?
ニワトリが先かタマゴが先か?
そのどちらとも言えるし、相互作用なのだと思います。
いずれにしても、環境整備の目的は、物理環境が整うことではなく、社内にリーダーシップとチームワークが育まれることだと思います。
この観点を忘れずに、私も、日々の支援活動に臨みたいと思います。
環境整備を通じてリーダーシップとチームワークが育まれた好事例を、間近に見ることのできる「そうじの力全国大会」を開催します。
ただいま、オブザーバー参加を募集中!
詳しくは、こちらをクリックしてご覧ください。