2019年07月02日
環境整備で「組織の課題」は明らかになっていますか?|第8回そうじの力全国大会
あなたの会社の環境整備活動の中では、「人と組織の課題」は出てきていますか?
環境整備に取り組む真の意義は、「会社の現在地と課題を明らかにすること」にあります。
もし「人と組織の課題」が出てきていなかったら、
「本当に手を入れなければならない部分」
にまだ踏み込めていないのかもしれません。
こんにちは。
そうじで組織と人を磨く、日本で唯一の研修会社 株式会社そうじの力
代表取締役・組織変革プロデューサーの小早祥一郎です。
▼目次 組織風土改革に取り組む企業が全国から集結! |
組織風土改革に取り組む企業が全国から集結!
2019年6月29日、「第8回そうじの力全国大会」が開催されました。
このイベントは、全国から”そうじ”を通じた組織風土改革に取り組む企業が集結し、お互いの取り組みを発表し合い、互いに意欲を高め合うためのものです。
毎回、実践企業に持ち回りで開催してもらっており、今回は、福井県鯖江市の有限会社ファインにホスト役を務めていただきました。
大会は、大きく3部構成で、
第一部は、ホスト企業、つまり今回の場合は(有)ファインの見学。
第二部は、参加各社の取り組みプレゼン。
第三部は、懇親会。
という内容です。
今回は、13社が参加し、熱気あふれる大会となりました。
理論理屈を百篇繰り返すよりも、実際にそうじを通じた組織風土改革に取り組む企業を間近に見るのが、一番の勉強になります。
参加者は、熱心にファインの社員さんたちの説明を聞いたり、現場の写真を撮ったりしていました。
ファインの環境整備の特長は、「楽しくやる!」ということ。
環境整備を、ただ単に義務として取り組んでいる限りは、あまり発展しません。
楽しく取り組むことで、自発性が芽生え、創意工夫が生まれ、コミュニケーションが促進されるのです。
今回の見学会においても、参加者の皆さんに、ただ見てもらうのではなく、いろいろと楽しんでもらう工夫をしていました。
たとえば、ファインは印刷の会社なので、参加者に、印刷の体験をしてもらうコーナー。
工場内を歩きながら、クイズに答えてもらう「クイズラリー」などなど。
参加者の皆さんは、
「楽しく行うことこそ、環境整備の成功の秘訣だ」
ということを感じていたようです。
“そうじ”は場をキレイにする活動ではなく、人を育てる活動
ファインに象徴されるように、環境整備とは、決して「見栄えを良くする活動」ではありません。
整理、整頓、清掃を通じて、「人を変え、人を育てる活動」なのです。
第二部の各社の取り組み発表では、
「取り組みビフォー・アフター」
ではなく、
「社員の反対や失敗など、紆余曲折を経ながらも、少しずつ、人や組織が変わってきている」
という内容が多かったです。
”そうじ”とは、「本質を明らかにし、究める」取り組みのこと。
整理、整頓、清掃を通じて表面化してきた「組織の真の課題」に手を打ち、皆で少しずつ組織を変えていく試みなのです。
「組織の課題」が明らかになるからこそ、取り組む価値がある
あなたの会社の環境整備活動の中では、「人と組織の課題」は出てきていますか?
もし出てきていなかったら、「本当に手を入れなければならない部分」に踏み込めていないかもしれません。
「本当に手を入れなければならない部分」は、誰もが避けて通りたいと思っている部分です。
なぜなら、それを明らかにしてしまうと、社内に少なからず混乱が起こることを、多くの人が感じているからです。
でも、そういったものは、必ずいつかどこかで「大問題」となって会社を脅かすものになります。
人から見える表面をいくらピカピカに磨き上げたところで、外から見えない部分にドロドロしたものが隠れたままでは、組織はいつまでたっても良くなっていきません。
だからこそ、「大問題」が起こる前に蓋を開け、解消していく必要があるのです。
実践企業見学会では、
・環境整備をしたことで明らかになった「組織の課題」
・それに社長と社員がどう立ち向かったか
などを余すところなく発表します。
今後も、随時、開催してまいります。
詳細は、こちらのページにアップしていきますので、チェックしてみてくださいね!
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