2019年07月31日

整理の本当の意味とは、大切なものを見極めること

片づけが苦手だ!

モノが捨てられない!

整理ができない!

そんな悩みを持つ人は多いはず。

意外にも、経営トップである社長に、そういう人が多いのです。

じゃあ、どうしたら、片づけられるようになるのでしょうか?

どうやったら、思い切りよくモノを捨てられ、整理が進むのでしょうか?

ここで、「整理」の本当の意味を考えてみることが、良いヒントになります。

今回は、そんな話題です。

 

こんにちは。

そうじで組織と人を磨く、日本で唯一の研修会社 株式会社そうじの力

代表取締役・組織変革プロデューサーの小早 祥一郎です。

 

絶対に必要なもの以外は、全部捨てるつもりで整理する

 

香川県琴平町の(株)イシカワ。

介護用日のの販売・レンタル、そして介護用の住宅補修を請負う会社です。

毎月1回、私が訪問して、社長以下全員の方に集まってもらい、環境整備についての研修を行っています。

同社においては、物理環境を整えることはもちろんですが、環境整備を進める中で表面化してきたさまざまな問題を真正面から受け止め、その解決策を実行していくことに主眼が置かれています。

たとえば、朝礼やミーティングをしっかりと行い、必要な情報を共有すること。

あるいは、お客様などから急な呼び出しが多い業界ゆえに、予定していた行事が完遂できないというようなことが多かったのですが、「先約優先」を方針にして、予定した行事を着実に実行していくこと、などなど。

おかげさまで、以前に比べると、ずいぶんと社内の風通しが良くなってきました。

そこで、今回の研修においては、物理環境の整理・整頓をもっと進めよう、ということで、現場の巡回視察と実習に力点を置いたメニューにしました。

書類整理のようす

そこで、あらためて分かったのが、社長がモノをなかなか捨てられない、ということ。

どの会社でも同じですが、社長は最高経営責任者だけに、膨大な量の情報が集まってきます。

望むと望まないとに関わらず、です。

確かに、届く書類の中には、「これはひょっとして、後々使うかも」というものや、「自分が知る限りにおいては使わないが、自分の知らない面で必要なものかもしれない」という、判断に困るものもあります。

そこで私は、「社長、絶対に必要なもの以外は全部捨てましょう!」とアドバイスしました。

わが社において、あるいは、自分にとって、絶対に必要なものって、皆さん、分かっておられます。

これがなければ事業を継続できない。

これがなければやっていても意味がない。

そういったものは、誰でも分かるのです。

だから、それ以外は、全部捨てるのです。

乱暴なようですが、この情報洪水の時代に、整理を進めるためには、そのくらいの思い切った措置が必要です。

 

整理の本当の意味は、「大切なものを見極める」ということ

 

そして、「整理」の本当の意味とは、「自分(わが社)にとって欠くべからざる大切なものとは何なのかを見極め、それに絞り、それを極め、それ以外のものを捨てる」ということなのです。

たとえ話ですが、飲食店において、メニューに、「寿司、ラーメン、そば、とんかつ、カレー、スパゲッティ、ピザ、ステーキ、焼き肉・・・・・」と書いてあったとします。

商品の種類が多いために、ストックしておく材料は多くなります。

そのぶん、ロスも大きくなります。

効率的に調理できないので、時間的余裕がありません。

専門店とは言い難いので、単価は安くせざるをえません。

結果として、忙しいわりに儲かりません。

そうではなく、「ウチの強みは何か?」と問いかけ、それがもしイタリアンだとするならば、思い切ってスパゲッティとピザだけに絞るべきです。

そしてスパゲッティとピザのクオリティにこだわり、極めるのです。

そうすれば、専門店として単価を上げることができます。

効率的な仕入れや調理が可能になるので、ロスが減り時間にも余裕ができます。

結果として、余裕がありながら高利益体質になります。

実は、「整理」ってこういうことです。

だから、わけのわからない書類を片っ端から捨てることくらい、どうってことはないのです(笑)。

逆にいえば、普段からこうした「整理」の訓練を続けていると、どのような業務にどのくらい経営資源を投入すべきか、といった経営判断にも、迷わなくなってくるのだと思います。

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