2019年08月13日
環境整備のマンネリ化を乗り越えるには、一緒に汗を流す機会を作ること
どんな取り組みにも、必ず「マンネリ化」する時期が訪れます。
ひとつのことを長く続ければ続けるほど、世代間にも格差が生まれるでしょう。
マンネリを打破するために、社長にはやらなければならない役目があります。
それは【一緒に汗を流す機会を作る】ことです。
こんにちは。
そうじで組織と人を磨く、日本で唯一の研修会社 株式会社そうじの力
代表取締役・組織変革プロデューサーの小早祥一郎です。
▼目次 |
当初の熱気が、今はない
本日は、香川県高松市の生駒学税理士事務所の「そうじの力」コンサルティング日。
「四国一環境整備ができている税理士事務所」を目指す同社。
7年前から、環境整備に取り組んでいます。
同社は、社員数67名と、大きな税理士事務所。
全員が会議室に集合しての研修が難しいので、いつも、執務フロアに着席してもらい、レクチャーと実習をしています。
その後は「そうじの力推進委員会」メンバーと、書庫やセミナールーム、駐車場などを見て回りました。
今回の研修と巡回で出てきた課題。
それは、
「そうじの力に取り組んだ当初のような熱気が、今はない」
ということでした。
「長期の環境整備のマンネリ化」をどう打破するか
7年前、環境整備をスタートさせた当初は、ずいぶんと活気がありました。
それもそのはず、積もりに積もった書類の山を、全員で汗だくになって整理していったからです。
同じ課題を共有し、課題の解決に向かって、全員で汗を流す。
そこには仲間意識と団結が生まれます。
災害の復興などに似た面があります。
環境整備がマンネリ化しやすい第一ポイントは、「大きな課題」を解決したときです。
生駒会計では、「書類の山を捨てきった」時でしょう。
その後「整頓」をし、管理体制が整っていくことで、「整理しなければならない書類」は必然的に減っていきます。
環境整備のスタート当初を知る社員さんは、
「あの当時に一緒に活動した人と、後から入社してきた人の温度差がある」
と言いました。
「温度差を埋めたい」という課題が出てきたので、どうするかを話し合いました。
共有できるイベントを設ける
社歴によって温度差が生まれるのは当然です。
それは、ひとえに「共有している時間」の差が原因です。
以前からいる社員が経験している「時間」を、最近入ってきた社員は共有していないのだから、当たり前です。
その「時間」を埋めるために有効なのは、一緒に汗を流す「イベント」を設けることです。
生駒学税理士事務所では、ミーティングの結果、
「月1回3時間、溜まった書類を全員で整理整頓し、書類の返却や廃棄のルールを見直そう」
ということになりました。
「重点活動日」と名づけられたこのイベントは、過去にも、社員の一体感を生む重要な役割を果たしました。
今後も、社歴の浅い人を含めて、このイベントが、同所を盛り上げていってくれることでしょう。
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