2019年09月19日

社長しか「社内に巧妙に隠されている問題」を引っ張り出せない。

“そうじ”をつうじて会社を良くする、とはどういうことでしょうか。

ひとつには「経営課題を明らかにし、それを解決する」ことがあります。

そうじで経営課題が明らかになる?そんな馬鹿な!と思うかもしれません。

「社長がすべき関与」をすることで、それが可能になるのです。

 

こんにちは。

そうじで組織と人を磨く、日本で唯一の研修会社 株式会社そうじの力

代表取締役・組織変革プロデューサーの小早祥一郎です。

 

▼目次

「全員参加」が必要な理由
“そうじ”で隠れた経営課題を明らかにせよ!
社内に「隠れている問題」を、躊躇なく引っ張り出すことができるのは社長だけ。

 


「全員参加」が必要な理由

 

本日は、香川県高松市にある野崎自動車(株)の「そうじの力」コンサルティング日。

自動車整備工場3拠点、大型車整備修理工場1拠点、板金工場1拠点を運営する会社です。

毎月1回訪問し、各工場長に集まってもらって、環境整備の研修を行っています。

 

この取り組みも、1年ちょっと経過したこともあって、各所が徐々に整ってきました。

各工場長も、いい具合にリーダーシップを発揮してくれています。

 

でも一方で、私にはなんとなく懸念がありました。

それは、「全員参加で活動できているのか?」という点。

 

聞いてみると、案の定。

整理整頓の活動をしているのは工場の整備員たちだけ。

事務職や営業職を巻き込んだ全社活動になっていない、というのです。

 

ある店舗の工場長の話では、

「整備士が整理整頓を進めている中、営業職が、新車に取り付けるための部品を工場内にポンと置いてしまう、ということがよくある」

とのこと。

参加者での話し合い


これって、表面上は、「場が整わない」という問題に見えます。

ですが実際には、「営業と工場で連携や協力ができていない」という問題です。

 

もっと言うと、

「野崎自動車において”そうじ”は何のために行っているのか」

という『社長の意図』が全社に届いていない、という問題なのです。

 

このままでは、いくら活動を続けていても意味がありません。

 

 


“そうじ”で隠れた経営課題を明らかにせよ!

 

現場を委員会メンバー全員で回って実地の状況も確認します。

今日は本社事務所を巡回。

社長が書類のトレーを開けました。

「そこは必要なものばかりですよ」という担当者。

それを聞きながら、実際にトレーを開けてみると、どうも、古くて処分すべき書類も含まれているようす。

これを見て社長も、「”そうじ”が全社活動になっていない現状」を再認識されたようです。

社長がトレーの中身を確認する

 

同社には

「全員参加で経営する」

「ベクトルを合わせる」

というフィロソフィー(経営理念)があります。

 

野崎自動車にとって”そうじ”は、

『社内に「フィロソフィー」を浸透させるためのツール』。

 

「全員参加でやる」と決めたことを体現できていない先に、「全員参加の経営」はありません

 

社長を含めた皆さんで、この問題についての向き合い方を話し合いました。

 

リーダーである工場長たちが、年上の営業社員に物を申すのが難しい…。

整備員だけの活動、工場内だけの活動と思われているのをどうすればいいか…。

職種が違い、立場も違う社員を活動に巻き込むためのお墨付きが必要…。

 

全社活動にするための、色々な課題が出てきます。

 

これにひとつひとつ対処していくことは、「社内の暗黙の了解」を「見える化」していくこと。

つまり、隠れた経営課題を明らかにしていくことなのです。

 

 


社内に「隠れている問題」を、躊躇なく引っ張り出すことができるのは社長だけ。

 

「隠れている問題」は、会社の成長を阻害します。

ハラスメントの原因になったり、「誰かが休むと仕事が回らない」状況を生み出したり…。

会社の問題、経営課題のボトルネックが、ここに巧妙に隠されていることがあります。

 

賢明な社員はこの「隠れている問題」に気づくでしょう。

でも、それを明らかにするにはリスクが伴います。

リターンが明確に見えないリスクを背負ってそれを日の元に出すことは、一社員にはなかなかできないことです。

だからこそ、この「隠れているもの」を、躊躇なく引っ張り出すことができるのは、実は社長以外にいないのです。

 

今回のように、本質的問題を炙り出し、その解決に取り組むからこそ、会社の組織風土が良くなっていきます。

それこそが、「掃除」ならぬ”そうじ”。

 

だからこそ、社長は社員とともに”そうじ”に取り組みましょう。

トップリーダーである社長が、問題の本質を把握し、社員と一緒になって解決に取り組めば、必ず会社は変わっていきます。

 

 


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