2019年11月26日
環境整備は「気づき」を高める
本日は、大阪府枚方市で2つのテニススクールを運営する、(株)TOYBOXの「そうじの力」コンサルティング日。
2~3か月に1回、私が訪問し、社員の皆さんを集めて、環境整備についての研修を行っています。
今回は、8月以来の3か月ぶりの研修。
まずは、この3か月間に取り組んだことを報告してもらい、「何がどの程度進んだのか」「何がどう出来なかったのか」を振り返ってもらいます。
その中で、各人が、手が空いた時に、整理や整頓を進めている、という報告がありました。
実際、現場を回ってみると、ハサミやリモコンなどが細かく定位置化されていて、ずいぶんと進んだなあ、という印象を受けました。
もちろんその一方で、課題もあります。
私はいつも、こうして企業研修で現場巡回をするときに、「ここに気づいて欲しい」というポイントを指摘します。
たとえば、掲示物が傾いているとか。
あるいは、椅子の裏側が汚れているとか。
それは、こうした細かいところに気づく感性が、仕事を進めるうえでもとても大事なことだからです。
そこでさっそく、皆さんで、椅子の脚の裏側の掃除の実習をしてもらいました。
で、じゃあ、こうした汚れや乱れに気づくためには、どうしたらいいかというと、一番いいのは、皆さんで集まる時間を確保して、皆で一斉に掃除をすることです。
今回の研修が、まさにこれに当たります。
聞いてみると、やはり、ここのところ、個別での活動はできていたものの、皆が集まってする活動はできていなかった、とのこと。
今後は、私の研修のとき以外でも、定期的に皆さんで集まり、こうして掃除をする機会を設けるよう、アドバイスしました。
こうやって皆で集まって環境整備を行うことを通じて、それぞれの「気づき」の感度を高めていくのです。
次回に訪問するまでに、どのくらい皆さんで集まる機会があるか、そして、皆さんの気づきの感度がどのくらい上がるか、楽しみです。
最後は、いつもどおり、皆さんで集合写真を撮って、次回までの決意を新たにして、今回の研修を終えました。