2019年12月13日
「常に見直し、向上発展していく」気風を作る環境整備
本日は、大阪府で3つの霊園運営を行う、(株)西鶴の「そうじの力」コンサルティング日。
私が同社の環境整備のお手伝いを始めてから、ちょうど5年になります。
今回は4か月ぶりの訪問。
毎回、全社員に集まってもらい、現場を見ながら、確認とアドバイスをしています。
霊園(墓地)といえば、「暗くて汚い」というのが一般的なイメージですが、同社は「明るくキレイ」な霊園としてマスコミ各社にも取り上げられている、先進的な企業です。
今年の春に、3つ目の霊園、「千年オリーブの森」がオープンしたばかり。
樹木葬に特化した、庭園を思わせる特徴的な霊園は、テレビなどにも多数、取り上げられています。
この「千年オリーブの森」の管理棟が、ようやく完成にこぎつけたとのことで、中を見せてもらいました。
管理棟の真中には、なんと、歌手「絢香」のアルバム『This is me』のジャケットに使われている、『音楽の木』が、どーん!と飾られています。
すごい迫力!
これを見るだけでも、一見の価値があります。
まあ、およそ「霊園」ではありませんね(笑)。
ワンダーランドです。
とまあ、余談はこのへんまでにして、環境整備のことです。
こういう優良企業ですから、環境整備の取り組みも、すでに平均以上のレベルにあります。
一般の人が見たら、「十分にキレイで整っている。これ以上、何を求めるの?」という感じだと思います。
それでも、私がこうして定期的に訪問するには、わけがあります。
たとえば、事務用品の収められている棚。
その棚の中身を、いったん全部出してもらいました。
すると、「何これ?」「なぜここにこれがある?」「これはもう要らない」というものが出てくるのです。
ここは、環境整備を始めた初期の段階で手を入れたところ。
でも、こうしてあらためて中身を確認してみると、まだ整える余地はあるのです。
理由は大きく二つ。
ひとつは、初期の段階で、「これでいいだろう」と思ったとしても、その後の活動によってレベルが上がれば、意識も上がります。
その上がった意識であらためて見てみると、さらに整理・整頓できるものが出てくる、ということ。
もう一つは、時間の経過とともに状況も変わってくるので、ある時点でベストと思われる状態にしたとしても、現在の状況からすると、別の形にするのがベストとなる場合もある、ということです。
だから、環境整備に終わりはありません。
一度整えたら、それで終わり、ではないのです。
常に、「現状に疑問を持」ち、「より良くできないか?」と問いかけていく。
その繰り返しなのです。
これって、業務そのものに、そのまま当てはまります。
(株)西鶴の経営方針にも、常に現状を見直して、向上発展していく、という旨のことが明記されています。
だからこそ、こうした急成長する素晴らしい企業が出来上がっているのでしょう。
環境整備とは、「常に見直し、向上発展していく」組織風土を作る活動だ、ともいえるのです。
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