2020年02月24日
”そうじ”とは「工夫改善」と同義語【そうじの力で組織風土改革】
本日は、埼玉県八潮市の金属プレス業、(株)内原製作所の「そうじの力」コンサルティング日。
毎月1回訪問し、リーダー社員を集めて環境整備の研修会を行っています。
毎回、工場内を巡回視察し、課題点を宿題にして、各人に取り組んでもらっています。
活動のかいあって、工場内はずいぶん整備が進んできました。
特に、ここ最近は、単なる整理・整頓の枠を超えて、作業の改善につながる取り組みが増えています。
たとえば、下の写真。
プレスされた製品が出てくる口についている「シューター」です。
要するに、製品がこぼれ落ちずに袋詰めできるようにした漏斗のようなものです。
以前は、このシューターを固定するのに、針金を使っていました。
しかし、針金では安定性がなく、また、危ないです。
そこで今回、Aさんが、金属板を溶接して、針金なしで固定できるように工夫してくれました。
おかげで、写真のようにがっちりとして作業性も良いものができました。
ときどき、「それって掃除の枠を超えてますよね?」と言われたりするのですが、会社を良くするのに、「これは掃除だ」「これは掃除じゃない」なんて区別する意味はありませんよね。
だから私たちは、会社を良くするすべての取り組みを、「掃除」と言わずに”そうじ”と呼んでいるのです。
言ってみれば、”そうじ”と「工夫改善」は同義語のようなものです。