2020年03月25日
業務整理は「いったん全部出す」ことから始めよう!【そうじの力で組織風土改革】
本日は、A社の「そうじの力」コンサルティング日。
毎月1回、全社員に集まってもらって、環境整備についての研修ミーティングを行っています。
私の本来の仕事は、環境整備、つまり、物理的な整理・整頓・清掃を通じて、よりしなやかで強固な組織を作ってもらうことにあります。
しかし、今A社でやっていることは、ちょっと違います。
業務の流れを棚卸し、業務遂行のルールを明確化し、仕事の仕方を統一化していくことをしています。
前回は、お金の流れについて整理をし、ルール化しました。
そして今回は、営業関連の書類の流れについて整理し、ルールを明確にしました。
これらは、いわば「コトの整理・整頓」と言えるでしょう。
実は、私がメインで手掛けている「モノの整理・整頓」も、それを通じてコトの整理・整頓をすることが目的です。
モノとコトは表裏一体。
だから、モノの整理・整頓をしていけば、自然とコトの整理・整頓ができてくるのです。
とはいえ、A社においては、現状、上述したようなお金の流れや営業書類の流れに明らかに問題があり、それを明確化することが喫緊の課題だということが明らかになってきたので、今現在、これらに集中して取り組んでいる、というわけです。
で、じゃあ、「コトの整理・整頓」って、どうやるの?ということなのですが、そのコツは、「いったん全部出す」ということ。
例えば、お金の流れで言えば、今現在、お金の処理に関する帳票類を全部出してみて、実際にどのような処理をしているのかをやってみる。
その流れをホワイトボードに図示する。
それを全員で見ながら、BさんとCさんのやり方で、違っている部分があるのかどうか?違っているとすると、どちらのやり方が正しいのか?本来はどのようにやるのが正しくミスが少なくかつ効率が良いのか?
これらを皆で議論していき、結論を出していく、という作業です。
つまり、「いったん全部出す」ということ。
これって、このブログでも頻繁に書いていますが、「モノの整理・整頓」と同じコツです。
つまり、そうじのコツって、モノ・コトに限らず、現状を露わにし、目指すべきものが何なんのかを明らかにする、ということなのです。