2020年06月19日

「意識を変える」には、まず「形を変える」ことから始めよう|そうじの力支援レポート

本日は、兵庫県丹波市の(株)森田石材店の「そうじの力」コンサルティング日。

コロナ禍の影響で、2か月ぶりの訪問となりました。

 

同社でそうじの活動をはじめて、ちょうど3年が経ちました。

この間に、同社のようすはすっかりと様変わりしました。

積み上げられていた不要な石材はすべて処分され、広いスペースが確保できました。

石材の加工場では、以前は無造作にあちらこちらに放置されていた道具が、定位置化されるようになりました。

事務所内も、以前はデスクの上に書類が山積みになっていましたが、今ではほぼ「机上ゼロ」になっています。

 

ある意味、第一ステージは完了したと言えるので、今回、第二ステージへの手ほどきを行いました。

それは、不要なモノを捨てて置場を整える、いわゆる「整理・整頓」から、磨きこむ「清掃」へのステップアップです。

 

今回題材にしたのは、ユニック車(クレーン付きトラック)に載せてある道具について。

運転席と荷台の間に、幅15cm×長さ2mほどの細長いトレーがついていて、そこにホウキやバール、鉄筋などを載せています。

よく見てみると、不要なモノが混じっていたり、ゴミや砂利なども溜まっているようです。

 

そこで、「いったん全部出してみましょう」と呼びかけて、載っているものを全て出してもらいました。

すると、不要なモノが露わになります。

同時に、トレーにゴミや砂利が溜まっていることも露わになります。

そのゴミや砂利を取り除き、さらに、トレーの内部を雑巾で拭き上げるように伝えました。

 

参加した社員さんは、驚いた顔をしていましたが、すぐに実践してくれました。

トレーを雑巾がけする

ついでに、降ろしたホウキやバールなども、雑巾で拭くように促しました。

社長も、後で、「あそこを雑巾がけするという発想はなかった」とコメントされていました。

 

トレーは外部についているので、雨ざらしです。

泥や砂利で汚れた道具を、そのまま載せます。

つまり、「汚れていて当たり前」の場所なのです。

そこを雑巾がけするなど、普通ではありません。

でも、そこをあえて雑巾がけするのです。

 

すると、明らかにその場の輝きが違ってきます。

トレーも、載っている道具も、光ってきます。

大事に使おう、という気になります。

キレイに保とう、という気持ちになります。

 

この狙いは、「形を変えることで意識を変える」ということです。

意識って、目に見えないので、変えることは難しいのです。

でも、形を変えれば、連動して意識も変わります。

 

普段、泥まみれのトレーとそこに載っている道具を雑巾がけしてキレイにすることで、(姿)形が変わります。

形が変われば、付随して意識が変わる、ということなのです。

 

具体例を出してみましょう。

工場内では、以前はこんなものがありました。

ろくろビフォア

 

これが現在では、こうなっています。

ろくろアフター

リフトの上に置かれることで、作業する人に会わせて高さを変えることができるようになりました。

キャスター付きの台になったため、持ち運びをする際にうっかり足の上に落してしまうような事故の心配もなくなりました。

 

「安全に作業しましょう」と口で言うのではなく、「そもそも安全な状態」に「形」を変えるのです。

このように形を変化させれば、扱う人の意識(安全の配慮や丁寧さなど)も変わってきます。

 

”そうじ”とは、「意識を変えるために、まず形を変える」取り組みなのです。

 

 

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