2020年09月23日
古いしがらみがなくなると、新しいチャレンジができるようになる|そうじの力支援レポート
本日は、兵庫県丹波市の(株)森田石材店の「そうじの力」コンサルティング日。
各部門のリーダーを集めて、環境整備の研修会を行っています。
前回訪問が6月だったので、約3か月ぶりとなります。
毎回の研修会では、各拠点を持ち回りで見て回ります。
今回は、加東市にある滝野店が舞台です。
以前は、ものが多く、なかなか活動が進まなかったのですが、今回は違いました。
たとえば、書棚。
以前は、書類や備品がパンパンに詰まっていた書棚が、今はスカスカです。
「ここにあったものは、どうしたのですか?」と聞くと、
「よくよく考えてみると、要らないものばかりだったので、捨てました」とのこと。
よく思い切ったものです。
こうしてスペースに余裕ができると、残ったものを、より機能的にするために、どこに何をどのように置くか、つまり「整頓」がしやすくなります。
今後、どのように整頓が進んでいくか、楽しみです。
もうひとつ驚いたのが、デスク周りです。
以前は、デスクの一台一台がパーテーションで区切られ、各人のデスクには、書類をはじめ、さまざまなものが積まれていました。
これ(↓)が、活動をはじめた当初の滝野店の事務所のデスク周りです。
そのパーテーションは、活動を開始して一年くらいでと撤去されたのですが、その後も、書類の山積みは続きました。
その間、この環境整備研修で同店を訪れるたびに、私は「机上ゼロにしませんか」と促すのですが、なかなか進みませんでした。
ところが今回、これまであった書類の山積みが消え、机上ゼロになっているではありませんか!
「どうしたんですか?」と問うと、これまた「やればできました」との答え。
そう、やればできるんです。
モノを捨てられないのは、そこに何らかの執着があるから。
だからモノを捨てることで、その執着を断ち切ることができるのです。
捨てて身軽になってみると、今までの執着が何だったのか、バカらしくなります。
こうして古いしがらみがなくなると、新しいチャレンジができるようになります。
滝野店の今後の発展が、楽しみです。
ところで、同社の「そうじの力」の取り組みが進んでいる大本は、トップである森田茂樹社長の「思い切り」にあります。
社長は、これまでずっと敷地内に積んでいた石材在庫を、一気に処分してくれました。
これでスペースが拡がり、作業がしやすくなりました。
びっくりしたのは、会社の隣にある、社長のご自宅前にズラリと並んでいた石が、すっかり消えてなくなっていたことです。
ビフォア写真がないので、分かりにくいかもしれませんが、以前はここにズラリと高級そうな石が並んでいました。
きっと、先々代、先代と引き継がれてきた石なのでしょう。
これを捨てるのは勇気が要ったと思います。
でも森田社長は、石はそこにあるだけでは何の意味もないことを、理解してらっしゃいます。
我われに必要なのは、動かない石を眺めて満足することではなく、動く石をどんどん活躍させることなのです。
この森田社長の下、同社の「そうじの力」は、今後もどんどん進んでいくことでしょう。
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