2021年03月11日
「決められたルールを守る企業風土」を作るためにやるべきこと|そうじの力支援レポート
本日は、都内某社の「そうじの力」コンサルティング日。
同社の環境整備を、2年半ほどお手伝いしております。
ここのところ、コロナの影響で、オンラインでのアドバイスのやり取りが多かったのですが、今回は、実際に現地に赴き、倉庫の視察を行いました。
非常に良く整理・整頓・清掃された倉庫で、現状でもかなり環境整備のレベルは高いといってよいでしょう。
ただ、いくつか気になる点がありました。
たとえば、この写真。
エリアを分けるために貼ってあるラインテープです。
こうした目印で、きちんと整頓しようという気持ちはわかります。
しかし、よく見ると、テープの所々が剥がれたり破損したりしています。
これを、放置しておくと、どうなるでしょうか。
放置しておくと、「このラインにさほど重要な意味はありませんよ」という、誤ったメッセージを発してしまうことになります。
挙句の果ては、誰もこのラインを守らずに作業をしてしまうようになります。
なので、こうして破損や剥がれがあった場合には、すぐに貼り直すことが大切です。
常に最適な状態のラインテープにしておくことで、「このラインを必ず守りなさい」という明確なメッセージが発せられることになります。
ひいてはそれが、「決められたルールを守る」という風土を作っていくことになるのです。
環境整備においては、こうした「小さなこと」をおそろかにしない、というのが、とても大事です。