2021年04月28日
違和感を捉える目を養う|そうじの力支援レポート
本日は、大阪府で4つの霊園を展開する、(株)西鶴の「そうじの力」コンサルティング日。
4か月に1回、同社を訪問して、現場を回りながら環境整備のアドバイスをしています。
霊園=墓地と言えば、一般的に暗くて汚いというイメージがありますが、同社は真逆の「明るくキレイな」霊園を展開し、どんどん売上を伸ばしているユニークな会社です。
この春に、新入社員が4人入りました。
私にとっては今回が、新入社員さんたちとの初対面となりました。
「環境整備=そうじ」ととらえた時に、新入社員さんたちは、きっと不思議に思ったことでしょう。
というのも、一般的な基準からすれば、同社はもう十分、キレイなのです。
これ以上、コンサルタントを入れて、何をしようというのでしょう?
でも私は、いつもどおり、重箱の隅をつつくような指摘をして、ビシビシとアドバイスを飛ばしていきました。
たとえば、裏の倉庫に、スプレー塗料がたくさん入ったコンテナがありました。
それを、あえて新入社員さんたちに、中身を全部出してもらって、その一つひとつを確認してもらいました。
すると、中には用途が不明なものがあったり、現在ではもう使わなくなったものがあったりしました。
こうしたものを整理、つまり捨ててもらいました。
こうした作業を通じて、「気づき」が生まれます。
・目の届かない裏側に、不要物が溜まること。
・備品類は、使った後、次の使用に備えて、使用目的などを明記しておかないと、分からなくなってしまうこと。
・安易に物品を購入せず、熟慮してから購入すべきこと。
などなど。
つまり、環境整備というのは、そうじはそうじでも、単に「キレイにする」ことを目的としたものではない、ということです。
環境整備の目的は、「気づき」を得ること、仕事をやりやすくすること、創意工夫するマインドを育てること、などです。
だから、パッと見でキレイに見えても、あえて細かい点にこだわり、徹底することが大切です。
同社の山本一郎社長のブログにも、同様のことが書いてあります。
新入社員の4人にとっては、きっと本日は、衝撃的な一日だったことでしょう(笑)。
彼らのこれからの活躍に期待します。
★山本社長のインタビューはこちら
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