2017年03月05日

「働きやすい会社」、「働きたい会社」

我が社では、スタッフそれぞれが自分の住む都道府県を拠点にし、各々のキャラクターを生かしながらバラバラに活動をしています。

毎月1回、本社のある高崎に集合し、1日かけてミーティングを行います。

今回そのミーティングの中で出たのが、「私たちは、クライアントの社長さんのどんな願いを支援しているのか」を改めて文章化してみようというテーマでした。

 

「働きやすい会社」?

 

はじめに出てきたのが、「働きやすい会社」という言葉でした。

クライアントの社長さんは、どの方も「社員さんに生き生きと働いてほしい、物心両面で幸せになってほしい」という願いを持っています。

ただ、なんとなくこの言葉の持つ意味が広すぎるような違和感が…。

私が「働きやすい会社」からイメージしたのは、こんな言葉。

・評価制度がわかりやすい。
・福利厚生が充実している。
・残業がない、休みを取りやすい。
・ハラスメントがない。
・社員同士の仲が良い。
・個性を尊重してくれる(得意を伸ばせる仕事に就ける)。
 …

どちらかというと、「会社側が整えてくれる、与えてくれる、仕組み」というニュアンスが、言葉の中に含まれていると感じたのが、違和感の正体でした。

“そうじ”の取り組みから生まれるのは、ちょっと違うような気がする…と伝えると、飯塚さんが「“働きたい会社”はどう?」と別の言葉を出してくれました。

 

「働きたい会社」

 

飯塚さんは、支援先で特に”社長さんと社員さんの間の、コミュニケーションのキャッチボールがうまくいくようになる”ということを大切にしています。

「働きたい会社」、良い表現だなぁ!と感じました。

イメージしたのは、こんな言葉。


・出社が嬉しい、楽しい。仲間の顔を見るのが好き。
・自分が感じたことや疑問に思ったことを、恐れなく言葉にしたい&していいと思える、できる。受け止めてもらえると感じられる。
・自分が会社の中で周りの誰かの役に立っていると、自分自身で感じることができる。
・自分が考えたことを実行できる。失敗しても大丈夫だという安心感が常にある。
・周りに職を失ってしまった友人がいた時に、「うちの会社、給料も高くないし、休みも多くないけど、すごい良い会社だよ。一緒に働こうよ!」と言える。
・家族を呼びたい、家族に働く姿を見せたいと思える。
・会社の看板ではなく、会社そのものを誇れる。
 …

社長をはじめ、誰もが上機嫌で働いている。「あるもの」「自分自身がコントロールできるもの」にフォーカスしている。

「働きたい会社」であることは、「働きやすい会社」の必要条件かもしれないと感じたのでした。

 

“そうじ”を通じて社内に「にこにこサイクル」を回す

 

クライアントの社長さんは、「良い会社をつくりたいと思い、環境整備に取り組んでみたけれども、なかなかうまくいかない」という方が多いです。

我々がお手伝いしているのは、「うまくいかない」を「うまくいく」ように切り替えていく部分。

切り替わっていくに従って「働きたい会社」にシフトしていき、それが “風通しの良い社風” “離職率の低減” “求職者の増加” “若手リーダーの成長” など、「働きやすさ」として現れているような気がします。

社長をはじめ、みんなが「うちの会社が好きだー!」と口にしている、”働きは最上の喜び”と思える、幸せな会社が増えるお手伝いができるといいなと思っています。

 

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