2017年05月18日

基礎体力の大切さと、「時を守る」ということ

 本日は、東京にて「経営者のためのそうじの力セミナー」を開催しました。

 様々な会社の事例から、

 ・社長、社員みんなで会社の「そうじ」に取り組んだことで、社内にどんな変化があったか。またその理由。

 ・うまくいくコツ、うまくいかない原因は何か?原理原則。

 ・具体的手法

などを1時間半で紹介し、社内の環境整備や3S活動の取り組みに活かしていただくためのセミナーです。

※次回のセミナーについては、下のバナーより詳細をご覧いただけます(↓)

 

 セミナーでは、「”そうじの力”とは、業績を上げるための企業の基礎体力」とお伝えしています。

 その基礎体力をつけるために必要なのが、昭和の教育哲学者である森信三先生の提唱された”再建の三大原理”、「時を守り、場を清め、礼を正す」です。

詳しくは、こちらをご覧ください

 先日ある方が、「俳優の石原良純さんに、叔父石原裕次郎さんが教えてくれたことは、”時間を守れ”と”挨拶をしなさい”だけだった」と仰っておりました。

 人として大切なことなのだと伝わってきます。

 

 「時を守る」には、「先にした約束を大切にする」という意味が含まれます

 今までこの「時を守る」のは「人との約束を守ることが信用につながる」ためだと考えていました。

 でも最近、それよりも更に大事な事に気がつきました。

 「時を守る」ことは、「人との約束を守る」前に「自分自身と決めた約束を守る」こと。

 つまり、「自分を自分で一番大切に扱う」ことだという事に。

 

 ある会社からご依頼いただき、提案書をお届けした時のことでした。

 支援の条件として、「時間(約束)を守る」のお話を社長さんにした時。

 社長さんがぽつりと「そういえば、お客さんとの約束(納期)は守れるのだけど、自分との約束(片付ける)は後回しにしてしまって守れないんだよなぁ」と仰いました。

 その時、“先にした自分との約束をないがしろにするのは、自分で自分のことを一番ないがしろにしていることだ”と感じました。

 

 会社をきれいにしたい想い(やりたい!気持ち)がある。

 →「1日1分でも、そのための行動(そうじ)をする」と、自分に約束をする。

 →「忙しい」を理由にして、一旦行動をやめてしまう(自分の気持ちをないがしろにする)。

 →”やりたい気持ち”に反して、”やらない行動”が続く(自己矛盾)。

 →自分の気持ちをないがしろにし続けた結果、「どうしてみんなわかってくれないんだ」「やってくれないんだ」と、人を責める方へ矢印が向いてしまう。

 こんなことが起こっているのではないかと思ったのです。

 

 「時を守り、場を清め」は、「先にした約束を守り、行動に移すこと」。すなわち、自分との約束を守るトレーニングそのものだと感じました。

 自分の気持ちを大切にできるからこそ、自分以外の人の気持ちを大切にできます。

 そして、そうじは行動の結果が必ず目に見え、自分の「やりたい!」に近づくことを実感できます(達成感がある!と表現して下さった方がいました)。

 

 改めて、”再建の三大原理”「時を守り、場を清め、礼を正す」にはすごいパワーがあるなぁと感じたのでした。

 

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