2017年02月06日

ねばねば呪縛からの解放!①

 世の中には、「暗黙の了解」のような明文化されていないルールがあり、私はそれに触れるのが怖くていつもビクビクしておりました。

「○○しなけ”ねば”ならない」

「○○である”べき”だ」

「○○が”当たり前”である」

 これらを”ねばねば呪縛”と呼ぶことにします。

 この”ねばならない”の基準は人によって様々なので、基準の違いで人にイライラしてしまうことがあります。

 会社のそうじにみんなで取り組み始めると、”ねばねば呪縛”が現れてきます。

 

・昔決めたルールを知っている古株社員さんだけがルールに則って資材管理をしてくれていた(昔決めたルールを守ら”ねば”ならない!)

・ものの置き場を決めたは良いものの、使い勝手が悪くて結局置き場に戻されない(置き場を決めた人にとっては、「ここに置く”べき”なのに、なんで戻さないんだ!」)

・そうじの取り組み方が人によって違う(机の上を拭くのに、ライトをどかすことなんて”当たり前”だろう?)

 

 この”ねばねば呪縛”をそうじの活動の中で紐解いていくことが、私はとても大切なことだと思っています。

 考えていること・思っていることがそれぞれ違うと確認し→どうすれば人に優しい環境にしていけるだろうかと考え→みんなで実行する繰り返しが、相互理解のトレーニングとなり、仕事の他の場面でも生かされていくようになっていきます。

 

 そうそう、「5S活動のフォーマット」や「カイゼンの手順」といったマニュアルも沢山ありますが、これに縛られてしまうのも”ねばねば呪縛”のように感じます。

 支援では、自分たちで「楽しい!」とワクワクできるやり方にしていけるようにお手伝いしたい今日です(^-^)。