主体性と責任感が生まれてきた!Mランド(島根県 自動車教習所)
島根県益田市にある益田ドライビングスクール、通称Mランド。
弊社がお手伝いしての「そうじの力」活動が一年の節目を迎え、研修会と社内発表会が開催されました。
まず私小早が簡単なレクチャーを行い、引き続き、各チームがこの一年間に取り組んだ内容や感想を発表しました。
各グループによる発表
皆さんの感想を、いくつか抜粋します。
「現状維持でいいと思うと、実際には汚くなっていってしまう。常に『もっとキレイに』という気持ちを持ち続けないといけないと分かりました」
「今までずっと『机上ゼロ』に取り組みたいと思いつつも、『でも現実にはこれこれの障害があるので…』などと自分に言い訳をして取り組んできませんでした。ところが実際に机上ゼロにしてみると、その良さが分かるし、たくさんのことに気づくようになりました」
苦労の末の「机上ゼロ」
「床磨きをしていると、なぜ『局所集中』が大事なのかが分かります。広い範囲をやると、ムラになってしまうのです」
「取り組み当初は、『こんなに捨てて大丈夫なのかな』と思ったりしましたが、不要なモノを捨てることで、本当に必要なモノが見えてきました」
「敷地周辺のゴミ拾いをしていると、けっこうゴミが落ちていることに気づきます。ゲストの行動範囲をキレイにするのは我々の責任だという意識を持って、今後もゴミ拾いを続けていきたいです」
「昼のそうじの時間は、普段はなかなか話をすることのできない先輩たちと話をすることができる交流の時間。自分にとっては、この時間がとても大切な時間になってきました」
「先日、わがチームでガードレール磨きを行いましたが、その日が休みの人も出てきて参加してくれました」
これらの発表を受け、次年度の新体制が発表されました。
チーム編成は基本的にこれまでのものを継続し、リーダーが全員交代しました。
毎年、リーダーを代えることで、全員が主体性と責任感を持って取り組んでもらうのが狙いです。
その後、各チームに分かれて、次年度の活動計画が作成され、新体制のスタートが切られました。
グループごとに計画づくり
さて、新体制スタートから一か月後に訪問し、チームリーダーを集めてのミーティングを行いました。
それぞれのチームリーダーからの報告を聞くと、ずいぶんと工夫し、進歩したような印象を受けました。
あるチームでは、毎週木曜日朝の「そうじの日」の活動リーダーを持ち回り制にしているといいます。
持ち回りにすることで、チーム内の全メンバーが主体性と責任感を持って活動に臨むことができます。
また別のチームでは、昨年までほとんどそうじに参加しなかったあるメンバーが、新体制になってから毎日参加するようになったといいます。
理由は分かりませんが、本人の中で何かが変わったのでしょう。
オリジナルTシャツを作成するチームも。
「楽しみながらそうじに取り組む」工夫をしています。
そうじの後は、みな笑顔!
別のチームでは、月に一回だった待避所のそうじを、新体制になってから毎週一回に増やしたそうです。
二輪教習所詰所の担当チームでは、ヘルメットとグローブ、ゼッケンなどの置き場に標識を施したところ、教習生がきちんと元に戻すようになったといいます。
窓枠を外してサッシをそうじ
各チームリーダーが音頭を取り、メンバーみんなで考え、「もっとキレイに」「もっと楽しく」するためのアイデアがどんどん湧いてきているようです。
同社の小河二郎会長も、「社員の表情も、昨年とは全然違う」とおっしゃっています。
そうじを通じて、素晴らしい経営で注目されていたMランドの雰囲気が、さらにホスピタリティー溢れるものに進化しつつあります。
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