【第153号】皆の力を結集して人に喜ばれる教習所に!|Mランド丹波ささ山校

そうじの力だより第153研修事例紹介皆の力を結集して人に喜ばれる教習所に!~Mランド丹波ささ山校「そうじの力」~兵庫県篠山市にある自動車教習所、Mランド丹波ささ山校。ここで、弊社の「そうじの力」研修が始まって、三年半ほどが経ちます。最初の三年間は、毎月私が訪問して研修を行っていました。現在は、活動が定着してきたこともあって、三か月に一回のペースでの研修となっています。同社における「そうじの力」の目的は何でしょうか?まず、キレイにすることでしょう。同社には全国からたくさんのゲスト(教習生)が集まります。そのゲストに気持ち良く過ごしてもらうため、キレイな環境を作ることは大切なことです。でも、目的はそれだけではありません。そうじを通じて社員さんたちの「気づき」の感度を高めること、そして、そうじを通じて社員同士のコミュニケーションを良くすること、これらも重要な目的なのです。昨年の九月にリーダーの交代を行い、現在は新しいリーダーの下に、各グループが活動を行っています。この新たなリーダーたちが、前リーダーの志を引き継ぎつつ、それぞれ活動を進化させていってくれています。あるグループは、ホールの床のタイル磨きを地道にコツコツと続けています。おかげで、床面は蛍光灯の光を反射して眩しいくらいにピカピカです。メンバーは、「みんなで一緒にたわいもない会話をしながらピカピカにするのが楽しみです。」と言っています。別のグループでは、学科教室をそうじしています。床面の滑り止めがギザギザしており、そこをブラシなどを使ってキレイにしています。細かい作業です。また、あるメンバーからの提案で、 教室の使用予定の看板が刷新されました。以前は重たい鉄製の立札だったのですが、そうじの邪魔になるということと、立札の脚が床面を傷つけるということで、壁に掛けるタイプになりました。そうじを通じて「気づき」が生まれ、「改善」につながった事例ですね。インストラクター室においても、床磨きが進んでいます。毎朝、朝礼前に、担当グループ全員が集まり、和やかな雰囲気で進んでいます。さらに、業務効率化のために、書類の整理を進め、ペーパーレス化を進めています。同社における特徴的な取り組みとして、ゲスト(教習生)を巻き込んだ活動があります。もともと同社では、朝のボランティアと称して、ゲストと一緒にそうじをする制度がありました。ゲストに参加してもらうことで、気持ち良い気分を味わってもらう、あるいは身を正すことの大切さを感じてもらう、などの狙いがあります。その朝のボランティアに、床磨きが加わりました。キレイになった床をみてゲストが「こんなにキレイだったんですね」と驚きの声を上げ、自分達が使用する教室がキレイになったことを喜んでいるそうです。朝のボランティアでは床磨きが人気だとか。印象深いことがあります。半年ほど前の研修において、リーダーのMさんは、こんなことを言っていました。「自分はこれまで、Aさん(同僚)とは話もしたことがなかったし、正直なところ、とっつきにくいという印象を持っていました。ところが、『そうじの力』の活動で、一緒に床磨きをするようになって、Aさんと普通に話ができるようになりました。」と。私が思うに、自動車教習所というのは、各インストラクターが職人気質で、それぞれ個人事業主のような雰囲気があるのだと思います。だから、なかなかコミュニケーションが難しい。同社は、「そうじの力」を通じて、社員相互間の絆を深めていっている好事例だと思います。井階正義社長のコメントです。「キレイにし続ければゲストも協力くださる。例えばロビーや教室にゴミを落とさず、汚さなくなりました。朝のボランティアの参加人数も増え、美しくする意識が高まっていると感じます。弊社の仕事は事故を起こさない生命を大切にする、言い換えれば『人に喜ばれる運転をしよう』を目標にしております。ゲストがこのMランドでキレイにしよう、美しくしようと思う気持ちを身に付けていただくことは、人に喜ばれる事に通ずると考えます。」(小早)良い社風具現化プロデューサー飯塚輝明の グンマの魅力度向上委員会古代の強国群馬県!古墳で興奮!編群馬県に来るなら、ぜひ行ってほしい、私飯塚のお薦めのスポットをご紹介! それは、「上毛野(かみつけの)はにわの里公園」 です。そこには、高崎市を一望する榛名山のすそ野の田園のなかに大きな古墳が三つ点在しています。  「なんだ古墳かよ!」と侮ることなかれ!皆さんが思い浮かべた古墳は、日本中どこにでもある、こんもり緑の茂った微妙な丘の姿ですよね~残念!。 ここの八幡塚古墳は、約千五百年前(五世紀後半)に作られた大型の前方後円墳を築造当時の姿に復元してあります。全国でもこんなに大きな前方後円墳の復元は例が少ないそうです。なかなか見られる代物ではありません。 無数の埴輪で装飾された石造りの古墳の様子は、古墳が建造物だということがはっきり伝わってきます。規模の大きさもあって、既存の古墳のイメージが吹き飛びます。この巨大な建造物の前に立つと「千五百年前はこんなだったのか~」と古代日本にタイムスリップしたかのようです。この古墳は、かなりコーフンしますよ。石室の内部も見学できるし当時の歴史を伝える博物館もあるし、埴輪もなんだかかわいいし、日本でも珍しい「まさに古墳のアミューズメントパークや~」の様相です。復元ということを除けば、ピラミッドとかアンコールワットのような感慨が味わえると思いますよ(汗)。言い過ぎかもですが、でも一見の価値ありです。 群馬県は古代日本の東国文化の中心地だったのです。なので古墳の数もとても多い。しか~し、古墳でコーフンできるのは、この八幡塚古墳が唯一つ。このためだけに群馬に来ても良いくらいです。 ちなみに、この辺りは今でこそ合併して高崎市ですが、合併前の地名はなんと群馬県群馬郡群馬町。トリプル群馬と呼ばれた群馬オブ群馬の地なのです。 もうすぐ桜の季節、妙義山や榛名山など群馬ならでは桜の名所もいっぱいあります。近くの箕郷の芝桜も五月まで楽しめます。そんな有名観光地と合わせて、群馬の中心で古墳にコーフンしてみるのも楽しいかと。見所いっぱいの群馬でお待ちしてま~す。       (飯塚)「そうじの力」コラム「率先垂範」の落とし穴~「背中を見せる」ことの誤り~「率先垂範」という言葉が嫌いです。言葉というよりも、その概念が嫌です。 社員に何かやらせようとする場合、まずは経営者自身の「率先垂範が必要だ」と、よく言われます。あるいは、「社長が背中を見せなければ」なんてふうに言われることもありますね。 そこには、経営者が、「演技でもいいから、やってみせて、社員にやらせる」という意図があるように思えます。「やらせる」という考え方そのものが、私には馴染めません。 そもそも人間は、「やらせる」ことで「やる」ようになるものでしょうか? 親子関係を考えると、良いヒントになると思います。 たとえば、親が子供に読書をさせたいと思ったとします。そこで、「やはり親の率先垂範が大切だ」ということで、子供の目の前で、親がこれみよがしに本を開いたとします。親は、「これが、背中を見せるということだ」と満足するかも知れません。 でも、これで子供は読書をするようになるでしょうか?絶対になりませんよね。もしその親自身があまり読書をしない人間だとしたら、その「ポーズ」は、簡単に子供に見破られてしまいます() そもそも、なぜ読書をさせたいと思うのでしょうか?それは、読書が有益だと考えるからでしょう。だとすれば、自分自身が読書をすればいいのです。それを、社員であれ、子供であれ、他人に押しつけようとするところが間違いの素です。 一方で、「読書が苦手だ」という社長さんもいるでしょう。人間には得手不得手がありますから、読書が苦手だからといって、非難される筋合いのものでもありません。それでも、読書が有益と考えるのであれば、やはり自身が読書に取り組む必要はあるでしょう。 私がよく例に出すのは、音楽のバンドです。バンドにはリーダー(社長)がいます。たいてい、「バンドやろうぜ!」と声を掛ける言いだしっぺがリーダーになります。 バンド(会社)においては、それぞのメンバー(社員)に役割があります。もちろん、リーダーも一つの役割を担います。それはボーカルだったりギターだったりドラムだったりします。でも、必ずしもリーダーが一番上手なわけではありません。メンバーの中に、リーダーよりも演奏技術が高い人、音楽的素養の豊富な人がいることも珍しくありません。 じゃあ、どうして下手でもリーダーが務まるかというと、一言でいえば、情熱があるからでしょう。好きだからでしょう。 会社における「そうじ」の取り組みにも、同じ構図が当てはまると思います。 リーダー(社長)は、まず何よりも、その取り組みが「楽しい!」と感じることが必要ではないでしょうか?得意でなくてもいいのです。下手でもいいのです。でも、そうじをみんなですることが好きだという情熱、それだけは欠かしたら、バンドが成り立ちません。 下手なギターも、情熱を持ってかき鳴らせば、よく響くものです()。 (小早)良い社風具現化プロデューサー森川剛存の感謝申し上げます~そうじの力で沢山の学びを頂きました~突然ではございますが、私、森川剛存は三月末を持ちまして()そうじの力を卒業する事となりました。 この場をお借りしまして、「そうじの力だより」をお送りさせて頂きました数多くの皆様にお礼を申し上げます。長らくご覧を頂き有難うございました。 また今迄お世話になりました経営者の皆様や社員の方々、またお試しおそうじ体験を実施頂いた皆様に感謝致します。 元々私はとんかつ店の経営者でしたが、四月からは店の経営に専念致します。現在私と母親、コックSさん、私の妻の計四人で店の切り盛りをしています。 私が「そうじの力」の活動を始めた三年半前、自分の店をお手本にして特に厨房のそうじを行いました。 汚れの溜まっていた換気扇を約二ヶ月間に亘り、少しづつそうじをしました。当然手を入れれば換気扇はきれいになりましたが、更に大きな変化がこの間にありました。 今までそうじに関心の薄かったコックSさんが、何も言わずに床のそうじを始めたりするようになったのです。 しかし良い事ばかりだけではありませんでした。不要な物を捨てた時には母親とよく口論になったりもしました。 自分の思いは大切だけれど、思いだけが先走ってしまうと周りからの助けは得ずらいものだと痛感し、良い事をしようとしても皆の合意形成がしっかり出来ていないとトラブルに繋がってしまう、という事を学びました。この事は今後の店の経営にもシッカリと活かし、肝に銘じていきたいと思います。  これからもスタッフ全員で「日本一美味くてキレイなとんかつ屋」を目指し、お客様にとってより居心地の良い店づくりが出来るように努めて参ります。 沼津や伊豆へお越しの機会がありましたら是非一度お立ち寄り下さい。 また、開始してから四月で丸二年となる「目覚ましおそうじ会」は引き続き開催致します。『参加してみたいな』とピピッときた方は、毎月最終月曜日の朝六時に、沼津大岡公園公衆トイレ前までお越し下さいね。 改めまして、拙い文章ながらご覧頂きまして有難うございました。   (森川)今月の読書から『北朝鮮 核の資金源』古川勝久著~北朝鮮は、意外に重宝されている~国連安全保障理事会の北朝鮮への制裁決議に基づく制裁履行を監視する「専門家パネル」のメンバーだった著者が、自身の体験をもとに書いたドキュメンタリーです。 北朝鮮という「一見、貧しそうに見える」国家が、なぜ核兵器やミサイルなどを開発できるのか?資金源は何か?まさに今、旬の話題であり、少しでも国際政治情勢に関心のある人間ならば、ぜひとも知りたいと思うタイトルです。 結論から言うと、本書では、明確な回答は示されていません。著者が在任中に、いくつもの「怪しい」輸出入や資金の流れが見つかり、その調査をするのですが、いつも肝心なところで中国やロシアの邪魔が入り、真相には至ることができない、というストーリーが延々と続きます。読んでいて歯がゆく、「またかよ!」と言いたくなる章が続くのです() ただ、全体を読み通してみると、超ウルトラ一発大逆転のような奇想天外な資金調達方法があるわけではなく、陰謀論で言われるような闇の勢力による大きな資金流入があるわけでもなさそうです。 意外にも、北朝鮮は様々な形で外貨を稼いでおり、その積み重ねが、核やミサイル開発を可能ならしめている、ということのようです。 私が個人的に、目からウロコだと感じたのは、以下のくだりです。 それにしても、イランは自国でヒューズを製造できるのに、なぜわざわざ北朝鮮から調達しようとしていたのだろう。部品どころか兵器の密輸もたびたび画策していた。まず考えられるのはコスト面である。北朝鮮製兵器を調達する国々は、中東やアフリカなどを中心に数多く存在する。(中略)コスト面以外の魅力もある。北朝鮮の兵器は旧式なので、密輸の途中で摘発でもされない限り、武装組織がいつどこから調達したのか、判別しにくいのだ。(中略)ヒズボラなどの武装勢力は米国政府にテロ組織として認定されており、これらに対する武器供与は「テロ支援」とみなされるため、アメリカなどによりさらなる経済制裁の口実となりうる。その点、北朝鮮製は実に都合がいい。 この(コンゴ共和国)軍施設には、20086月から20104月までの間、約40名の北朝鮮技術者チームがひっそりと暮らしながら作業を続けていた。(中略)コンゴ軍が保有する軍用車両はいずれもソ連製で、かなり古い。(中略)しかし、それらがあまりにも古いため、コンゴ軍は部品の交換も修理もできなくなっていた。そこへ救いの手を差し伸べたのが、北朝鮮だった。今やこれらの兵器を直せるのは、北朝鮮しかないのだ。(中略)北朝鮮にとって旧式兵器の補修サービスは、効率的に外貨を稼げる重要な“輸出品目”なのだ。  そこに需要がある限り、善悪を問わず、栄える。古今東西、共通の真理ですね。(小早)お知らせ◆「組織力UP」セミナー日程  426()15:0016:30 東京都 517()15:0016:30 大阪府 524()15:0016:30 東京都 67()15:0016:30 大阪府Web番組に出演中!Web番組『覚悟の瞬間』で小早祥一郎がインタビューに答えています。◆公式Youtubeチャンネル 公開中です!         。「株式会社そうじの力」で検索!株式会社そうじの力そうじで、組織と人を磨く日本で唯一の研修会社弊社は環境整備5S=整理・整頓・清掃・清潔・躾)を通じた「良い社風づくり」を支援します。講義、現場巡回、チームミーティング、体験実習、計画作りを通じて、社長と社員の意識改革を図り、健全な企業風土作りをお手伝いします。支援期間は1年から。毎月2回訪問を原則としますが、状況とご要望に応じて、プログラムをオーダーメイドします。また各種団体向けの講演のご依頼も受け付けております。(全国対応)