【第185号】繰り返し実践し、検証し、修正する|西村ジョイ
そうじの力だより第185号支援事例紹介繰り返し実践し、検証し、修正する~西村ジョイスタンダード~香川県高松市を本拠とし、四国および中国地方に十一店舗のホームセンターを展開する、西村ジョイ。七年前から「そうじの力」の活動が続いています。課題はたくさんあります。店頭やトイレ、駐車場をキレイにすることはもちろんですが、バックヤードや事務所など、お客様から見えないゾーンの整理・整頓・清掃も、とても大切です。ひとつの際立った特長として、同社では、『倉庫在庫ゼロ化』という取り組みを進めています。通常、小売店では、バックヤードの倉庫に商品在庫をストックしておきます。しかし同社ではそれをやめて、すべての商品在庫を店頭に出すことにしています。理由はまず、バックヤードに在庫を置いておくと、往々にしてそれが長期在庫・不良在庫になることがあること。そして、バックヤードと店頭の行き来というロスをなくして、より手厚い接客を行うということです。言うは易く行うは難しで、これは毎日大量の商品が出入りするホームセンターにおいては、至難の業。それでも社員さんたちは、『ゼロ』に向けて、あくなき挑戦を続けています。同社の「そうじの力」の活動を支えているツールが、『西村ジョイスタンダード』。各場所・各分野ごとの整理・整頓・清掃の具体的進め方をマニュアル化し、全店舗に配布しています。これは、本部が作成し各店舗にやらせるトップダウンのマニュアルではなく、全店舗が手分けして作成し、全社で共有するボトムアップ型のマニュアル。だから内容も、一度決めたらもう変えないというものではなく、実践しながら、どんどん良い方向に変えていく「生きた」マニュアルなのです。同社では、毎月の店長会において、持ち合わりで、どこか一店舗における『西村ジョイスタンダード』の実践報告を行っています。内容は、スタンダードに則った整理・整頓・清掃の実践をした報告もあれば、より効率的に行うために工夫を加えたスタンダードの改訂の提案などもあります。たとえば広島県の八木店では、「什器置場の整理・整頓」について、これまでのスタンダードではいまひとつうまく整頓できなかったものに、改良を加え、より分かりやすくした方法を提案してくれました。実際に同店で実践してみて、乱れることがなくなったそうです。さらに実践を続けて、これで問題がなさそうであれば、スタンダードが正式に改訂されます。また、山口県の下松店では、『倉庫在庫ゼロ化』にあらためて取り組んでいます。この取り組みは、一度できたらそれでおしまい、というものではありません。日々大量に入荷してくる商品を、どうさばくか、という永続的なチャレンジなのです。同店では、しばらくの間、バックヤード倉庫に常に商品が積まれている状況が続いていたそうです。そこで、異動してきた新店長が奮起し、皆を巻き込んで、少しずつ『ゼロ化』に向けて活動しています。毎日の朝礼をバックヤード倉庫で行うなどして、バックヤード内に商品が滞留しないように工夫しています。このコロナ禍で、同社における「そうじの力」の研修会は、しばらくお休みしていましたが、先日、久しぶりに再開できました。研修会においては、持ち回りで対象店舗を舞台にして、全店舗から店長やリーダーたちが集まり、現場を歩きながら、活動成果や課題などを確認していきます。その場で実際に整理・整頓・清掃を行う実習もします。久しぶりの研修会でしたが、やはり実際に現場を回ると、非常に刺激になります。参考になる事例も、改善が必要な問題も、直に見ることで実感がわき、自店舗に持ち帰ることができます。今回は一部店舗はオンラインで繋いでの研修会でしたが、以前のように、すべての店舗が実際に集まれる日が待ち遠しいです。 (小早)そうじの力コラム日本の「自立」は待ったなし~アメリカ大統領選挙の混乱に思う~先ごろ行われたアメリカ大統領選挙では、民主党側の大規模な不正投票が行われたようです。主要メディアでは、バイデン氏が勝利し、バイデン氏が次期大統領になるのが決まったかのような報道がなされていますが、まだまだコトは終わっていません。法廷闘争の結論次第では、トランプ氏が勝利する可能性はありますし、法廷闘争が長引けば、下院の投票で大統領が選ばれることになります。ミシガン州やウィスコンシン州などの激戦州において、開票から一貫してトランプ氏がリードしていたにも関わらず、最終盤になって突然、大量のバイデン票がカウントされ、バイデン氏が勝利する、という事態が立て続けに起こりました。これは、郵便投票が加算されたもので、すべての票がバイデン票だったということです。手元にABCニュースが映した開票速報のグラフがありますが、途中から垂直に伸びている線が、その郵便投票です。こんなことは常識的にありえず、その異常さは際立っています。結論がどうなるかは予断できませんが、問題はわが日本への影響です。バイデン氏は親中派なので、経済や安全保障における中国に対する態度は軟化するでしょう。その隙に乗じて、尖閣諸島を乗っ取られてしまうかもしれません。お隣の台湾はもっと深刻です。少しでも油断すれば、中国が攻め入ってくる状況です。トランプ氏は、台湾との国交回復まで視野に入れていたと思いますが、バイデン氏では、どうなるか分かりません。しかし驚いたことに、台湾の新聞には、今回の大統領選挙で民主党側に不正があったことが大きく報道されているそうです。そして、もはやアメリカに頼ることは期待できないので、自分たちの国は自分たちで守るしかない、という覚悟を決めたという論評も載っているそうです。台湾では、「万が一、中国が攻め入ってきた時に、あなたは銃を持って戦うか?」という問いに、若者の八割以上が「イエス」と答えるのだそうです。大変に心強く、台湾は大丈夫だと言えそうです。ひるがえって、わが日本はどうでしょうか?いまだに自衛隊は違憲状態で放置され、尖閣領海内に中国艦船が侵入してきても、威嚇射撃すらできません。日本学術会議は、軍事研究をしないと決議しておきながら、中国には軍事転用できる高度な研究成果をどんどん流しています。今回のことを契機に、「自分の国は自分たちで守る」という当たり前のことができる国にならなければ、本当にわが日本の将来は暗いものになるでしょう。 (小早) 株式会社そうじの力 そうじで組織と人を磨く、日本で唯一の研修会社弊社は“そうじ=環境整備”を通じた「企業風土改革」を支援します。講義、実習、チームミーティング、計画作り、現場検証を通じて、社長と社員の意識改革を図り、健全な企業風土作りをお手伝いします。支援期間は1年から。毎月1回訪問を原則としますが、状況とご要望に応じて、プログラムをオーダーメイドします。また各種団体向けの講演のご依頼も受け付けております。(全国対応)そうじの力だより第185号 2020年12月1日発行 発行者:小早 祥一郎(株式会社そうじの力 代表取締役)〒370-0078 群馬県高崎市上小鳥町307-1 TEL:050-3709-2333 FAX:050-6868-2721 メール:info@soujinochikara.com