【第138号】素直になると実りが多くなる!|(株)住環境工房

支援事例紹介素直になると実りが多くなる!~住環境工房「そうじの力」~埼玉県戸田市に本拠を置く(株)住環境工房。住宅の外壁塗装や風呂場改修などのリフォーム、シロアリ防除などを行っている会社です。ここで一年弱前から弊社の支援により「そうじの力」の活動が行われています。現場系の会社だけあって、粗い社風でした。挨拶だけは、大きな声の元気な挨拶が交わされていましたが、事務所や倉庫、現場はお世辞にもキレイとは言えない状態でした。また、車を使って現場に行くわけですが、その車が汚いのです。載せている道具や資材、衣類がゴチャゴチャに積まれていて、どこに何があるか分からない状態です。洗車もほとんどしていないため、白い車体が灰色に見えます。「そうじを通じて社風を良くする」という考え方の下、取り組みが始まりました。毎月、全員を集めて研修会を開催しています。そこでは毎回、事務所、倉庫、車両などをみんなで巡回しながら、現状を把握し、課題の指摘と改善の方向性を確認します。また、実際に改善の実習も行います。たとえば、車両。車をキレイにするというと洗車が思い浮かびますが、同様に車内を整備することが大切です。とにかくまず、中に載せているものをいったん全部出します。そして、使うものと使わないものに仕分けして、使わないものは捨てます。使うものは、種類ごとに箱や袋に入れて、分かりやすいように収納していきます。あるいは、現場で使う道具。塗料などをかき混ぜる攪拌機は、先端に塗料がこびりつき、ボコボコになっていました。それを、ハンマーやスクレーパーを使ってこそげ落としていきます。こうした実習を、毎回毎回繰り返していきました。当初の半年間くらいは、巡回しながら私が「これは何ですか?」「これはどうしてここにあるのですか?」「どうしてこんなに汚れているのですか?」などと質問を投げかけると、社員さんたちは、「いや、それは○○なのでここに置いているのです。」「それはそのほうが使いやすいのです」「それは勘弁してください」などといった反論や言い訳が多かったのです。しかし今では、私の指摘に対して、「確かに汚れていますね」「分かりました。整理します」「なるほど、そのほうが取り出しやすいですね」などと、素直に受け止め、改善に取り組んでくれるようになりました。毎回私が指摘した課題(宿題)は次回に進捗状況を確認しますが、きちんと改善が進んでいます。私が誉めると、彼らも素直に喜んでくれます。同じ会社の中でも、それぞれが現場に出ているため、互いの交流もあまりなかったのではないかと思います。しかしこの取り組みが始まって、みんなでワイワイ言いながら整理・整頓・清掃に取り組むことで、会話が増え、コミュニケーションも良くなっていったと思います。同社の大竹康之社長のコメントです。「以前であれば、そうじなど絶対にやらなかった人間たちが、今は、嫌々かもしれないけれど、そうじをしなきゃ、という意識になっています。」「あれだけ汚なかった倉庫や事務所が綺麗になり、会社内の雰囲気も、前よりもすごく良くなりました。」「今後の会社の方向性や目標を決める合宿において、上から何か言ったわけでもないのに、社員たちから『そうじ養生日本一』という目標値の発案があり、それをそのまま目標としました。」今後もこの取り組みを続け、ぜひ『そうじ養生日本一』を実現させて欲しいと思います。         (小早)良い社風具現化プロデューサーが楽しくお届け!“そうじの力”お試し体験記エピソード7重田商事株式会社 様「社長社員自らの手で、会社をそうじする」をツールにして、業績アップ、お互いに役立ち合う会社づくり、をプロデュースする株式会社そうじの力です。そんなそうじの力のサービス内容を実体験して頂く事を目的に「お試し体験プログラム」を実施しています。 会社をキレイにしていく事で会社を変えようと考えている30代の二代目経営者様からご依頼を承りました。「何かやらなくてはいけないと思っていたのですが、まずは会社をキレイにすることだと思っていました。とはいえどこからどうしたら良いものかと・・・。」とのことでした。弊社の支援をご希望も、まずは体験してみたいということでした。ということで群馬県嬬恋村の産業廃棄物処理業 重田商事株式会社様にて「お試し体験プログラム」を実施して頂きました。事務所内の社長のデスクを題材にしてさっそく実習です。 いつものことですが「明日からみんなでそうじをすると仮定して時間はどれくらい取れますか?」の問いからスタートです。今回は5分間に時間を設定してその5分をどのように使うかをお試し体験して頂きました。面倒くさいと感じるそうじが、「楽しい」に変わるポイントが三つあります。「①時間が来たら、途中でも止める」「②狭い範囲を決めてそこだけを徹底的に仕上げる」ことです。そしてさらに「③一カ所を複数人でやる」です。たった三つのことが出来るようになるだけで、そうじの印象が激変します。参加した皆さんの感想です。A様『そうじがレクリエーションのようにできて楽しかったです。長くずっと続けていけるように感じます。コミュニケーション作りにもいいですね!短時間で大変身になりました。』 B様『スピード感があり楽しかった。5分は短く感じた。複数人でやるので早い。』C様『今までのそうじの仕方とまったく違ってビックリしました。自分だけで片付けるのではなく、他人の目が入ることで、ずいぶん片付け方が変わってくることを実感しました。短時間で少しずつ!! 家のそうじでも実践できます。ありがとうございました。』菅原健司社長『スッキリしました。今後も続けてまいりたいと思います。』 今回のお試しプログラム終了後、さっそくご検討を頂き、来年の新年度より弊社の支援のもと「良い社風具現化プログラム」をスタートすることとなりました。会社のなにかを変えたいと思っているのなら、まず体験してみて下さい。問い合わせは弊社ホームページよりお待ちしております。            (飯塚)「そうじの力」コラム二〇一六年を振り返って~「自立連帯」型組織の道筋が見えてきた~弊社は経営の基本方針に、「自立連帯型組織を目指す」と掲げています。 『自立連帯』とは、それぞれが独立の立場を保ちつつ、共通の理念の下に集い、適材適所で協力して仕事を進めていくことを言います(大和信春氏)。 弊社のスタッフは現在、弊社が雇用する「社員」ですが、実力がついてくれば、個人事業主として独立し、同じ「そうじの力」ブランドの下で、連携しながら仕事を行っていく形にしたいと思っています。 独立した人間は、すべてを自分の裁量で行うわけですから、おのずと物事に向かう肚が据わってきます。愚痴や泣言は許されません。固い意志と覚悟を持って仕事を進めるわけですから、その方が支援する相手のお客様にとってもメリットがあると考えるのです。 そのためにはまず、各スタッフが自分でお客様を開拓し、独力で支援できる実力をつけなければなりません。 飯塚輝明は、二〇一五年にはじめて独力でお客様を開拓することができました。二〇一六年も、さらに数社の支援を開始しています。 飯塚の現場に私もたまに同行するのですが、彼の明るく楽しげなキャラクターが活かされた支援の現場になっているようです。 また、「社長を支える」というスタンスが一貫しており、支援先の社長さんたちからもかわいがられているようです。 一方の大槻飛鳥も、二〇一六年にはじめて彼女自身のお客様を開拓することができました。現在、数社の支援を独力で行っています。 彼女の特長は、ものおじせず、感じた疑問や違和感をストレートに支援先のみなさんにぶつけていくことです。 また、支援先の社長や社員さんたちの気持ちを慮り、みなさんの気持ちに添おうとする姿勢です。 そうした大槻のキャラクターが受けるのか、「ぜひウチの取り組みを手伝って欲しい」というオファーが相次いでいます。 二〇一七年、二人ともさらにお客様を増やし、さらに成長していってくれることを期待します。また、彼らに続く「自立連帯」を目指す仲間を、増やしていきたいと思っています。          (小早)良い社風具現化プロデューサー森川剛存のそうじの力 お試し体験記エピソード8 有限会社ヤマカ水産 様 「そうじをしてもすぐに元に戻っちゃう」「会社をキレイにしたいけどどうしたらいいか分からない」 そんな経営者の声にお応えしているのが、「そうじの力」お試し体験です。六〇分という短い時間の中に、明日からすぐ実践でき尚且つ継続可能なプログラムが凝縮しています。 今回は静岡県沼津市で干物製造・販売をされている(有)ヤマカ水産様でお試し体験を実施致しました。専務の「定期的にそうじはしているのですが、作業現場がなかなか片付けられなくて困っています」というお悩みからご依頼を頂きました。参加者は社長・専務・若手社員さん二名の計四名です。 短いレクチャーの後、作業場内のラベル等を置いてある棚で早速実習開始。テーマは十分間でどれだけの事が出来るかを体感して頂く事です。そしてここでのポイントは二つ、「時間が来たら途中でも止める」「範囲を決める」です。 ここではラベルを一旦全部出し、要る物と要らない物に仕分けをして元に戻すという作業を行います。最初は皆さんの動きもぎこちなかったのが二、三分もすると自然に流れ作業になり、時間内に全工程が完了。不要なラベルも数種類見つかり早速処分しました。皆さん口々に「十分でこれだけ片付ける事が出来るんだ」と驚きの声を上げていました。 場所を移して次は梱包用のガムテープを入れているボックスの整理をしました。先程と同じく、一旦全部出して仕分けして戻すという作業を一五分で行います。 ボックスの中には沢山のテープがあり、これでは使いたい物を探すのも一苦労です。全部出してみると同種類の使いかけが幾つもあったり、金属製のテープカッターが二〇数個も出てきたりしました。先がギザギザしているので思わぬケガにも繋がります。早速専務が担当者に対して、「ボックスにはガムテープは一種類につき一個しか置かないように」と指示をしていました。 たった六〇分でも幾つものコミュニケーションが生まれ、明らかな違いを実感できるのが「そうじの力」お試し体験です。メール・お電話にて担当者までお問合せ下さい。(森川)今月の読書から『カエルの楽園が地獄と化す日』百田尚樹+石平著~日本国の自立、一人ひとりの自立~『そうじの力だより』の編集方針に、「政治的なことは書かない」という原則があるのですが、今回は社長である私がこの原則をあえて破ります(笑)。 この本はフルに政治的な本です。なので、内容はご紹介しません。ご興味がある方には、ぜひ実際に読んで頂きたいと思います。 内容をご紹介する代わりに、私なりにできる主張を書かせていただきます。 日本国は自立した国家ではない。そして国民の多くも自立していない。そのように感じます。だから、私たち一人ひとりが自立すべき、その結果として日本国が自立すべきだと思います。 憲法9条があるから日本は平和でいられる、というのは明らかに間違いです。現実的には、アメリカ軍が駐留しているから他国からの侵略を免れているのです。 日本人は元来勤勉です。「一生懸命に頑張っていれば、誰かが助けくれる」と多くの人が思っています。しかし、それは幻想でしょう。 バブルがはじけて、世の中は一気に弱肉強食、能力主義の時代に入りました。どんなに一生懸命頑張っても、結果を出せない人はリストラされ、職場を追われるのです。 一生懸命に頑張ることはもちろん大切なことです。ですがもっと大切なのは、「何のために」「何をやるか」です。 「何のために」というのは、目的です。究極の目的のことを理念といいます。何のためにやっているのかも分からず、ただひたすら目の前の仕事をこなすというのは、目的地も分からずひたすら舵を回す航海と同じです。 自分のやっている仕事は、世のため人のためになっているのだろうか?日本のためになっているのだろうか?そういった視点を持つことが必要です。 会社や上司の言いなりになって、ただ会社が儲かれば良い、というモードになっていないでしょうか?もし会社で働き続けることが自分の信念に反するのであれば、独立する選択肢もあります。 そして、「自分の身は自分で守る」という当たり前の気概を持つことです。そのような気概のない社員を、会社は助けてくれません。社会は助けてくれません。 自分の家族が暴漢に襲われたとき、身を挺して家族を守れるのは、自分以外にいないのです。 日本が仮に中国や北朝鮮に侵略されそうになったとき、日本人が自ら国土を守ろうとしない限り、アメリカだって、その他の国だって、助けてはくれません。 足下にゴミが落ちていても、誰かが拾ってくれるだろう。使用した道具をその辺に放っておいても、誰かが片づけてくれるだろう。そうではなく、「何とかするのは自分だ」という意識で実際の行動をとること。そうじは人が自立するための格好の訓練です。こじつけではありません。 (小早)お知らせ◆「社内活性化」セミナー日程  ・1月24日(火)15:00~16:30 東京都  台東区民会館 講師:小早祥一郎 ・2月15日(水)15:00~16:30 群馬県  ビエント高崎 講師:小早祥一郎 ◆小冊子無料頒布『働くってどういうこと?』小早祥一郎が中学校で講演した講演録です。ご希望の方に無料で差し上げます。ご請求は巻末の連絡先まで。◆読者プレゼント! 「そうじの力」オリジナルジャンパー。 抽選で5名様に 差し上げます。株式会社そうじの力社内コミュニケーション活性化の支援弊社はそうじ(環境整備=5S=整理・整頓・清掃・清潔・躾)を通じた「社内コミュニケーション活性化」を支援します。講義、現場巡回、チームミーティング、体験実習、計画作りを通じて、社長と社員の意識改革を図り、健全な企業風土作りをお手伝いします。支援期間は1年から。毎月2回訪問を原則としますが、状況とご要望に応じて、プログラムをオーダーメイドします。また各種団体向けの講演のご依頼も受け付けております。(全国対応)お気軽にお問い合せください。