お客様の声

(株)小池勝次郎商店は、埼玉県深谷市を本拠とし、農業用資材小売店「こいけや」1店舗と農産物直売所「とんとん市場」2店舗を展開する会社です。
代表取締役である小池博社長にお話をお伺いしました。
Q:「そうじの力」を続けてきて1年、活動の手ごたえや、起こってきた変化などはありますか?
一番印象に残っているのは、ビニールハウスの部品ですね。部品や、ハウスの工事が終わったあとに片づけてきたパイプの残骸が至るところにありました(写真)。
ちょうど雪害があったので、ビニールハウスの工事が忙しかったし、その事情も分かっていたのですけど、ちゃんときれいにしようと決めました。
「使えるものと使えないもの」ではなくて、「使うものと使わないもの」に分け、新品でも使わないなら廃棄するという方針で片づけていったことが一番印象に残っています。
スッキリして、仕事の段取りも良くなっていったと思います。
Q:ビニールハウス以外のエリアで印象に残っているのは?
農業資材店舗「こいけや」でいうと、バックヤードや裏の倉庫にある商品(写真)を、とにかく売り場に出すことにしました。
「商品を倉庫に置いておくのではなく、できるだけ売り場に出す意識」
「台車の上に乗ったままではなく、きちんと商品を並べようという意識」
そういった“意識”が芽生えたということは、この活動のおかげかなと思っております。
Q:一緒に活動される社員さんたちの雰囲気は?
どうしても「社長」という立場から、厳しい目で見てしまうので、まだまだという点はいっぱいあります。
でも、7時45分から8時までの決まった時間にそうじをするということ、それから各部署で「そうじの力」の活動の時間が決まりました。
部署ごとに月に2回だったり週に1回だったり様々ですが、その活動では、みんながしっかり自主的に活動しているというのが、自主性が芽生えたことのように思います。
Q:業務の中で、具体的に良くなったことはありますか?
例えば店舗では、お客様から商品予約を受けた場合に書く受注票が、今まではあっちへ行ったりこっちへ行ったりして探す時間が多かったのですが、それが減っていき、受注対応が早くなりました。
外販部(営業部)では、元々良かったチームワークが更に格段に良くなって、「売上目標に対しての意識」や「数字が足りない人をみんなで支援していこうという意識」が芽生えたのは感じました。だから計画は達成していますよね(笑)。
業務部では、女性3人が一生懸命チームワークを組んで、事務用品の管理を一括にしてくれました。そのおかげで、事務用品の購入費用が1年で18万円減ったというのが数字として表れました。「どこにあるのだろう?」というのがなくなって、そこに行けば必ずあるという安心感が生まれたのが良かったかなと思います。
Q:現状の課題はありますか?
課題は、「整理(捨てる)」が終わったので、次の「整頓」ですね。それと「継続する・維持する」という部分です。
あと、まだ「やらされ感」が強いと思いますので、「この活動が楽しい」「整理整頓清掃が楽しい」って思ってもらえるような雰囲気づくりをするっていうのが、私の課題であるのかなと思います。
Q:今後の抱負を聞かせてください。
自社で業績を良くする、一人一人の気づきが良くなるというのはもちろんなのですが、自分のところで体験として得たことを、農家さん(お客様)に反映させていきたいです。
農家さんの納戸や倉庫に行ったときに、ちょっとしたアドバイスでその農家さんの倉庫が片付く、そしてその結果農家経営が良くなるというのが、目指すところかな。
Q:弊社の支援についての感想をどうぞ
小早さんは厳しいわな。厳しいわ(笑)。本当にね。ただ、今、1か月に1回来てもらえなかったらなかなかできないというのは事実です。
良く黒船来航に例えて「黒船が来るから何とか形は作らなくちゃ。」ということで、月1回の支援の日の前にはきれいにするというのはあるのですが、月1回の途中でちょっと連絡をもらえるとかアドバイスを頂けるとかそんな支援があるともっといいですね。
やらなかったならば、明らかに前と同じまんま、無駄なものが多い・整理整頓ができてなくてだらしない経営内容だったなというふうに、それは本当に思います。
Q:最後に経営者の皆様へのメッセージをお願いします。
最終的には経営者の肚が、つまり自分の肚が「5Sに取り組む」と決まっているかどうかだと思います。
自分が肚を決めたので、一生懸命取り組んでいきたいと思います。
それと、自分自身の目標を持つこと、期限に対しての目標、これまでにこのくらいの状態にはしたいとかそんな目標を持つことも大事なのだということを改めて気づかせてもらいました。
やったほうが良いですよ、みなさん。本当にね、やったほうが良い。そう思います。
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